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自分の絵について独断と偏見で分析する

はじめに


私は絵を描きながら、「どうやったらもっといい絵が描ける?」「どうやったら1段階先のレベルに進める?」というようなことを常々考えております。
これは真面目だからというわけではなく、ある意味いろんな欲求に背中を押されるような形で。
そしてなんとなく課題を見つけて、なんとなく絵の練習をすることはよくあるのですが、最近あんまり成長を感じられていない部分もあるので、一旦自分の絵の好きなところと好きじゃないところをあれこれ羅列して、強みとか弱みとかそういうところを整理して把握し、今後の改善活動に繋げていこうという記事です。

目次 


・自分の絵の好きなところ
・自分の絵の好きじゃないところ
・主観と客観のギャップについて
・最後に

自分の絵の好きなところ

これ以降は全て主観で書いていくので、他の方から見たら「それ違うよね?」みたいな記載もあるかもしれませんが、一旦私が自分で自分の絵に対して思うことを書いていきます。ただ、見る方がもし「違うよね?」という違和感を抱いたとしたら、その認識の違いがむしろ結構面白いんじゃないかな〜と個人的には思ったりします。

前置きは以上として、私が自分の絵の好きなところは以下です。

<自分の絵の好きなところ>
1、その場の空気感や雰囲気を感じられる色
2、優しく甘い恋愛描写
3、キラキラとした夜空のような表現


1、その場の空気感や雰囲気を感じられる色

これは表現できているかはさておき、自分としては凄くこだわっている部分の一つです。色の補正や調整により作品の雰囲気が大きく変わるので、こだわるのが毎回楽しいところでもあり、ただ時間がかかるので苦労するところでもあり……な部分。

この拘りはクリスタの自作グラデーションマップ(色彩補正のパレット機能みたいなイメージ)が100個以上あるという結果にも現れています。
これは一部抜粋したものですがこんな感じで色んなグラデーションマップを作っており、毎回頭の中で思い描いた色のニュアンスを表現するために、いくつもののレイヤーを重ねて色味を補正したりしています。
グラデーションマップの名称は適当にそのカラーに合いそうなものをつけています。

実際にそういうところにこだわった作品の例を挙げるとしたらこの辺になりますね。

ひだまりの中にいるような優しく静かで少し切ないあたたかさ、木陰から覗く二人の間に流れるドキドキと緊張感、雪のように冷たく苦しい雰囲気…みたいな。
この場に自分がいたとしたらこんな光景(色)が見えるだろう、みたいなのをイメージしながら色を置いています。

2、優しく甘い恋愛描写

三度の飯より甘々男女CP絵が好きな人間ですので、そういう絵を好んで描きます。見るのも好きだし、描くのも好き。
可愛いCPを眺めてにやにやしたい。

ずっと昔、友人から「Maiの絵はミルクココアのような絵だ」と言われたことがあり、それが凄く嬉しくて、今でも大切に心の中に抱えています。
ココアのように甘くかわいらしい絵、あたたかい絵、そういう甘い恋愛描写、…そういう意図でかけてくれた言葉だと思っているんですが、そういう絵が描けていたらいいなぁと思うのです。

甘い恋愛描写の絵の例をあげるとしたらこの辺かな。

生々しい描写や下品な描写よりも、少女漫画のように可愛くて胸がキュンとなるような描写が好みなのでそういうのを目指して描いていきたい所存です。

3、キラキラとした夜空のような表現
キラキラした表現も好きで、普段から自分の作品に多用しています。
この「キラキラ」っていうのは宝石のように強くビビッドで眩しい光…というよりは、夜空の中で慎ましやかに光る星のように、絵本の中の1ページのように、優しくきらきらと光るようなイメージです。
作例としてはこんな感じ。

自分の絵で主に好きなところは以上です。


自分の絵の好きじゃないところ

次は逆に自分の絵で好きじゃないところを述べていきます。

<自分の絵の好きじゃないところ>
・キャラの顔が洗練されていない
・作品を仕上げる根気が足りていない
・髪の塗りがなんかしっくりこない
・絵をオシャレに仕上げるセンスがない

あげはじめたら好きじゃないところ(仕上がりに納得がいっていないところ)なんて無限にあるんですけど、一旦この辺りでしょうか。


キャラの顔が洗練されていない

キャラクター絵を魅力的に描く上で、一番大事なのって「顔」の可愛さ、かっこよさだと思うんですよね。
体をきちんと描くこととかも凄く大事だと思うんですけど、実際問題、体のバランスが多少崩れていたとしても、顔が100点ならその絵はもう世間一般から見れば80点くらいはとれているような気がして。
そういうことを踏まえて、自分の絵を見るとなんかパッとしていない、なんか洗練されていない…そんな感想を持ってしまうことがあります。見た瞬間にビビッと万人に刺さるような絵柄があるじゃないですか。そういうのに憧れるんですけどね……。

どうやったら顔がいい感じに描けるんですかね?
好きなイラストレーターさんの絵を模写して練習とかは時々やってたりするんですが、今めちゃくちゃそれが活きているかというと……?
私の練習量が足りないのか、あるいは練習の質が劣るのか、ボールペン模写だけだから塗りとかが学べてないのが原因なのか。悩ましい課題です。

作品を仕上げる根気が足りていない

これはもう絵柄とかそういう細かいこと関係なく、作品のクオリティーに直接関わってくる話だと思うんですが、作品を突き詰めて完成させることが苦手だなーと思ったりします。
プロのイラストレーターさんの絵を見ると、緻密に描き込まれていたり、妥協の無さが絵に現れていたりするんですけど、自分はそこまでの熱量を注ぐことは結構難しくて。
頑張って緻密な線画を仕上げたとしても、そこからまた地道に色を塗っていくと思うと耐えられなくて途中で投げちゃったりとかしちゃうんですよね。

これもどうすればいいんだろうか……。
例えばイラコンに参加するとか、あるいは絵の添削に応募するとかして、妥協ができない状況を作り出す…?
全てを妥協しないなんてことをしたら絵を描く時の負荷がすごいから、例えば「この部分だけは今回頑張って描く!」みたいな目標を毎回立ててみるとか?
それくらいならなんとかできそうな気もします。

髪の塗りがなんかしっくりこない

髪の塗りって激ムズだなと思っています。布の塗りとかはまだ頑張ればなんとかなりそうな気もしているんですが、髪の塗りは未だに正解がわかっていないです。
ボールペン模写だけだと形の理解はできても色の学びはないので、やはりカラー模写を積極的にやっていくべきなのかもしれません。


絵をオシャレに仕上げるセンスがない

これも結構頭を抱えている問題です。
キャラクターを描いて、背景に例えばポップなデザイン背景を描きたい時が結構あったりするんですが、それがもう本当に難しくて……。試しに描いてみたものの、ダサくなって無地背景の方がマシだわとなった回数は数知れず。

この辺のセンスもどうやって磨けばいいのでしょうか?
模写ってどうしてもキャラクターだけが対象になりがちですが、背景もちゃんと観察して何がオシャレに見えるのかを勉強していった方がいいのかもしれないですねぇ。
なんとなくセンスのある絵を見て「かわいい!」と思うことはあっても、「この背景がなぜ可愛いのか?」「このレイアウトがなぜオシャレなのか?」みたいなことを普段考えてないのが原因で、頭に何もインプットがされていないのかもしれません。
今度からオシャレな絵、センスのある絵は背景やレイアウトにどういう工夫をしているのかもよく観察してみようかな。

主観と客観のギャップについて

ありがたいことに自分の絵の衣装デザイン、キャラデザインに関して好意的な言葉をいただく機会がちょこちょことあり、その度にすっっっごく喜んでいるのですが、私自身としてはまだまだ未熟で頑張らないと…!と思っていたりするので、実は少しだけギャップを感じることがあります!
でも衣装デザやキャラデザ自体は好きなので、自信を持っていいのかな、強みなのかな、とポジティブに受け止めています。

最後に


自分の絵の好きじゃないところを述べていたら、次の絵の練習方法が少し見えてきた気がしました。
進展が最近見られなかった画力の成長に繋がればいいな。
自分の絵の好きなところは単にこだわりを羅列しただけになったような気もします。
かなり自己満足な記事になりましたが、最後まで読んでくださった方は有難う御座いました。

(皆も自分の絵の好きなところと好きじゃないところを述べてみよう!そしてそれを私に読ませてください!)

以上。


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