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カルチャー部

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映画や音楽、サブカルチャーなど、気になった作品やサービスのレビュー・分析をまとめています。
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デザイナーが2023年に買った本まとめ

つい最近まで鏡開きをしていたと思って過ごしていたのですが、いつの間にか年末になってしまい…

コマ間移行分析_01 『パトレイバー』

マクラウド氏の『マンガ学』による閉合分類を用いて、日本のマンガのコマとコマの移行を分析し…

「しかしこれからは日本もだんだん発展するでしょう」「滅びるね」CHISOUフィールドワ…

文責:志水良(Balloon Inc. CEO & Art Director) CHISOUというアートプロジェクトに参加し…

WhenもWhereも居場所をなくし、Whoだけが意味を持つ世界を描く『TENET』

時は流れない。それは積み重なる。 と言ったのは誰だったかな。(*以下部分的にあらすじを含…

コラボメーカーを利用して、名大のマイクロスコープで筆記具の表面粗さを計測してきた…

8月下旬、名古屋大学のマイクロスコープ(ウン千万円するらしい・・・!)でアイデアスケッチ…

ディミトリ・パパイオアヌー『The Great Tamer』・舞台装置やデザインがすごかったnot…

ピナ・バウシュの後継者ピナ・バウシュ亡き後のヴッパタール舞踊団の振付家としても活動、との…

ヤン・シュヴァンクマイエル引退記念イベント

チェコアニメの巨匠、ヤン・シュヴァンクマイエル、昨年2018年に引退していたようで、(引退から一年後となる?)引退記念イベントに行ってきました。 作品は暗くて陰鬱な作風。実写、アニメ両方とも、ストップモーション・アニメーションを多用する手法で、特に「食べる」シーンが印象的。 一目見れば彼の作品とわかる、独特の世界観を構築してたと思う。(ヤン・シュヴァンクマイエルは食べることにコンプレックスがある、とのことで表現にこだわりがあるらしい) チェコ🇨🇿自体、共産主義で国内での制

映画トウキョウソナタは現代におけるイニシエーションと絆の再獲得の物語である

現代人の抱える深い絶望を、鋭く抉り出した黒沢清監督による『トウキョウソナタ』。 「非都市…