【取材note】4years. NGUラブリッジ名古屋・立花葉選手インタビュー1

STAY HOME中、noteのいい使い方ないかなって考えていたんだけど、全然思い浮かばないし、とりあえず走りながら考えることにします。

朝日新聞社が運営する「4years.」という大学スポーツに関する総合情報サイトに、NGUラブリッジ名古屋の立花葉選手の記事を寄稿しました。


立花葉選手に会うのは約5年ぶり。(4年ぶりだとtwitterに書いたんですけど、よくよく調べてみたら5年弱経っていました…、早い!)

まだ女子サッカーブームがかろうじて続いていた2015年。「Standard愛知 vol.8(2015年9・10月号)」の「咲け、なでしこの蕾たち」という特集で、児野楓香選手(現・アルビレックス新潟レディース/当時・藤枝順心高校3年)、立花選手(現・NGUラブリッジ名古屋/当時・JFAアカデミー福島 高校3年)、柴山史菜選手(現・浦和レッズレディース/当時・NGU名古屋FCレディース 中学3年)、聖カピタニオ女子高校を紹介しました。スタンダード愛知も今やvol.36ですよ。

1日目に磐田市のゆめりあ球技場で東海総体を取材し、2日目は御殿場市陸上競技場でJFAアカデミー福島 vs NGU名古屋FCレディース戦という取材ツアーを敢行したことを今でも懐かしく思い出します。2日目はたしか大雨だったんだよね。

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立花選手が高校卒業後アメリカの大学に行ったことは知りつつも、なかなか追いきれていなかったのですが、今季から古巣・ラブリッジに加入するということで、早速取材に行ってきました。

興味は大きく2つ。1つはアメリカの大学の女子サッカー事情。もう一つはそこで立花選手が何を学んだかいう点。それらから、アメリカ女子代表がなぜ長きにわたり世界の頂点に君臨し続けていられるのかを探ることができればと考えました。

当初は1時間ほどの取材を予定していましたが、それだけでは聞ききれず、追加でオンライン取材をお願いしたほど。興味深い内容ばかりだったので、記事内に書ききれなかった部分を3回くらいに分けてご紹介できればと思っています。


アメリカ女子サッカーの圧倒的スケール

では早速。
最初に驚いたのは全米大学体育協会(NCAA)のスケールの大きさです。NCAAに所属する女子サッカーチームは1部から3部まであり、1部だけで約350チームあります。移動はチャーター機で1、2日前に移動して前泊、試合後は後泊。食事やトレーニングもすべてサポートしてもらえるという、プロ以上の環境が整っています。

U-23米女子代表シム・マレアナ選手が伊賀FCくノ一にいた時に大学の話も聞いたり、八村塁選手の大学時代の試合の映像を見たりして、NCAA(全米大学体育協会)のスケールやレベルはなんとなくイメージしていたのですが、想像をはるかに超えていました。

学校の規模にもよりますが、観客は規模の大きい大学だとリーグ戦で2000〜3000人。立花選手の大学は小さい大学だったそうですが、それでも1500〜2000人くらいの観客が入っていたとのこと。2019シーズンのなでしこリーグ1部の開幕戦5試合の平均入場者数が1872人だったので、おおよそ同じくらいですかね。

同じ大学の学生、アメフトや野球部の部員が休みの日に応援に来たり、街クラブなど小さな女の子たちが観に来たりするそうです。

「小さい女の子は、『すごい、サインちょうだい』って寄って来たり、アレックス・モーガンを見るような目で私たち大学生のことを見るんですよ。そういう子たちにとっては、私たちもスターなんです」と立花選手。

その話を聞きながら、2015年カナダワールドカップの決勝 なでしこジャパン vs アメリカ女子代表。BCプレイスを埋め尽くした、アメリカ女子代表のユニフォームをまとった少女たちの姿を思い出しました。

日本の女子サッカーも21年秋にプロリーグ「WEリーグ」が開幕することが発表されました。「すべての女の子にプロサッカー選手という夢を」という理念の実現し、アメリカのような光景が日本中で見られるようになるといいなあ。

少し短いですが、今夜はここまで。
次回はスポーツ奨学金と、アメリカと日本の大学の違いについて、たぶん書くと思います。


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