2023/3/7(火) ジム・クレイマー Jim Cramer's top 10 things to watch &パウエル議長による議会証言 0.5ポイントの利上げか???(チャート・決算情報付き)
2023年3月7日(火)
注目すべきジム・クレイマーのベスト10
Jim Cramerの前に指数・セクター別のパフォーマンスをチェック
S&P 500 セクター別のパフォーマンス
✅パフォーマンス(前日3/6月):
調整局面、上昇はわずか。
Materials(素材) は大きく下落し -1.6%
✅パフォーマンス(月初)オレンジ🟧:
全体的にプラス、2月下落を続けたEnergyが+4.2%と反発。
唯一下落に転じたのはConsmer Discretionary(一般消費財・サービス)セクターは小幅ながらプラス。
✅パフォーマンス(年初)ブルー🟦:
パフォマンスが一番良いのはInfo.Tech.(情報テック)の
+13.0%、次いでConsmer Discretionary(一般消費財)の+12.2%
大きくマイナスはUtilities(公益事業)-6.2%
INDEX別のパフォーマンス
✅パフォーマンス(前日3/6月):
先週末大きく上昇し、反発・調整局面、上昇はわずかでRussell は全て下落。
✅パフォーマンス(月初):
全てのセクターでプラス
✅パフォーマンス(年初):
ほとんどの指数でプラス。しかしRussell 2000はマイナスに転じる。
特に大きくプラスはNASDAQの+11.6%
パウエル議長による議会証言 0.5ポイントの利上げか???
ポイント
✅金利の最終到達水準、従来想定より高くなる可能性をデータが示唆
✅インフレ率2%への道のり、長くて起伏が激しくなる公算大きい
上院銀行委員会で半期に1度の議会証言に臨んだパウエル議長は7日、政策金利を従来の想定より高い水準に引き上げる公算が大きいとし、必要であれば利上げペースを加速させる用意があると述べた。
議長は2月には利上げペースを落とす可能性を示唆していたが、積極的な引き締め姿勢を示した。
「最新の経済データは予想より強く、金利の最終到達水準が従来想定より高くなる可能性が高いことを示唆している」と発言し、
「経済データが全体として、より速い引き締めを正当化するのであれば、利上げペースを加速させる用意があるだろう」と述べた。
パウエル議長の証言が伝わると、市場では短期債利回りが急上昇し、株式相場が下落、ドルは上値を伸ばした。
次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で0.5ポイントの利上げが決定されるとの観測が強まり、前回会合に続いて0.25ポイントの利上げになるとの見方は後退した。
3/7(火)の決算発表
注目すべきジム・クレイマーのベスト10
1. DOW, S&P500, NASDAQ
ダウ、S&P500、ナスダックは、パウエルFRB議長が日本時間午前10時に上院銀行委員会に出席するのを前に、小幅高で始まる予定です。2年債と10年債の利回りは、今朝はやや低下しています。パウエル議長は、水曜日に下院金融委員会で第2ラウンドに臨みます。
2. Meta Platforms(META)
メタ・プラットフォームズ(META)の「効率化の年」は継続する。ブルームバーグは、数千人規模の人員削減が早ければ今週にも行われる可能性があると報じている。この措置は、昨年11月に発表された11,000人の人員削減に追加されることになる。ジム・クレイマーは、メタはもっとレイオフをする必要があると言っている。
3. Air Products and Chemicals (APD), Linde (LIN)
エバーコアISIでエアープロダクツ&ケミカルズ(APD)を戦術的アウトパフォームリストに追加した。当クラブはリンデ(LIN)を選好しています。エバーコアはリンデの目標株価を355ドルから375ドルへ引き上げた。LINは決算以降、APDを約16%アウトパフォームしており、ここでAPDが少しキャッチアップしても驚かない。
4. Arista Networks (ANET) , Juniper Networks (JNPR)
ゴールドマンがネットワーク機器グループのカバレッジを開始しました。Arista Networks (ANET)とJuniper Networks (JNPR)を気に入っているようです。クラブの持ち株とダウ銘柄のシスコシステムズ(CSCO)とF5(FFIV)については中立的です。
5. Amazon(AMZN)
アマゾン(AMZN)は、2023年の残りの期間、ゴールドマン・サックスのトップ・インターネット・ピックに「堅実」になりました。
6. Rivian Automotive (RIVN)
リビアン・オートモーティブ(RVIN)は、転換社債で13億ドルを調達する計画を発表した後、沈む。
7. Delta Airlines (DAL)
デルタ航空(DAL)は、同業他社に遅れをとった後、エバーコアISIでオーバーウェイトにアップグレードされました。同アナリストは、最近のパイロット契約の批准が航空会社のコスト見通しを引き下げると述べています。
8. Netflix (NFLX)
ループキャピタルの調査によると、ネットフリックス(NFLX)のパスワード共有の有料化は、加入者数の減少を補って余りあるという。ループは目標株価を320ドルから330ドルに引き上げました。
9. Dick's Sporting Goods (DKS)
ディックス・スポーティング・グッズ(DKS)は、四半期の1株当たり利益と既存店売上高が上回ったことを報告した後、上昇に転じる。2023年のEPS見通しは12.90ドルから13.80ドルで、予想の12ドルを大きく上回っています。
10. WW International (WW)
WWインターナショナル(WW)は、肥満対策に特化したテレヘルスプロバイダーのSequenceを買収する契約を発表した後、上昇している。この取引は、イーライリリー(LLY)のMounjaro(適応外、体重減少のための規制当局の承認前)とノボノルディスク(NOV)のWegovy(体重減少のためにすでに市場に出ている)の使用の増加を通じて、抗肥満市場が注目されていることを強調します。この新たなチャンスを生かすには、医薬品メーカーを利用するのが得策です。テレヘルスのプロバイダーが多すぎて、差別化が難しくなる。
(Jim Cramer's Charitable Trustは、META、LIN、CSCO、AMZN、LLYをロングで保有しています。銘柄の一覧はこちらをご覧ください)