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唇と爪との共存〜プチ自傷を減らそう・前編〜

今、皆さんは何をしていますか?(答︰この記事を読んでいる)
私は鉄の味をする白湯を飲んでいます。鉄瓶など金属の器で飲んでいるわけではなく、唇が鬼のように荒れているので飲み物を飲むと自動的に血が混じるんですね〜とんだ隠し味だし隠れてない。

なぜ唇がズタズタなのかというと……自分で皮をむしってるからで〜〜〜す!
ビニールのラッピングを剥がすかのごとく唇をペリペリとやっちまうんです。私はその道のプロなので上唇も下唇も等しくボロボロです。
こんな真似してたら唇からだいたい24時間血が滲んでいるような状態になるので、口にするものに血液のエッセンスが加わるほか、リップをつけた写真を見ると「クレーターのような傷がない……!」と色以外を凝視するようになる、それ以前にヒリヒリして痛いなど弊害が諸々出てきます。

なぜこんな唇を自発的に荒野にしてしまうのかというと……わからない……けっこう無意識にやっていることが多いです。
自発的にやる感覚はないのでもうクセになってるんです、クセになってるんですけど医者からはハッキリと「うーん、ストレスだね!」と原因を断言されています。立つ瀬なしかよ〜。

ストレスが溜まると自分の毛を抜いてしまう、手の甲をつねってしまうなど自分の身体を傷つける行動を取ることがあります。
強迫性○○といった名前がついていることもありますが、詳しいことはご自身でも調べていただくとして(丸投げ)私の場合はそういった「命にはかかわらないけど確実に自分の身を削っていて、見た目にも現れている・通称:プチ自傷」が唇の皮と爪に出てしまうみたいです。

……ってなんで爪くんが!? とここでいきなり爪の話を出しましたが、白い部分が見えてくると爪もペリペリ引っ掻いてむしってしまいます。
おかげで健康な爪には程遠く、缶を開けようとすると割れる、米を研いだらヒビが入る、キーボードを叩いているうちに爪の先が削れてボコボコしてくるなどナメクジより弱い爪がぐんぐん生えようと頑張ってます。フン……無駄なことを……。

何がつらいって出血するのももちろんですが、見た目がマジでよ……………🙄
今は人前に出るときはほぼマスクの状態なので唇は百歩譲るとして、爪の長さがまばら&ボロボロなので自分でも「あちゃちゃ〜😅😭」となるのが我ながらしんどいです。
人から「かぐらちゃんって爪小さくてかわいいね」と言われると(内容的には褒められているにもかかわらず)「み……見るなぁーーー!」と叫んで逃げたくなるし、ネイルに気を遣っている人を見ると「わぁ……キレイ」と心からうらやましくなるし、精神衛生にいいとはあまり言えません。

自分でやってるのに……と言われればもうそこで完結するのですが、無意識の行動なうえにこれがストレスからの逃避法になってる以上、自分で意識して抑えるのが非常に難しいのです。
私は不眠でも通院してるので(プチ自傷以前の肉体では?)つい最近思い切って対策を医者に尋ねたところ、「物理的に予防するのがいいと思う」とのことでした。

つまり「マスクをする」「マニキュアを塗る」などして自分の指が伸びないような状態にするってことです。
で、できるか〜〜〜!!!私は現在原則在宅勤務の独身なのですが、おうちでもマスクは唇がキレイになる前に肌が終焉(おわ)ってしまうし、こんなボコボコのしおしおの爪に色を乗せるなんて……それこそ高次元の自傷では!?

そして長年こんなんだから長く険しいプチ自傷道の中で何もしてこなかったわけではないです。
今までやった対策と傾向(センター試験?)としては

●リップクリーム
落ちたのを塗り直さない、仮にキレイになってもまた剥がす
●ハンドクリーム
寝る前はつけられるけど日中はキーボードとかにつくのが嫌、サラッとしたタイプはエタノールが入っていることが多くて肌が荒れる
●手袋
暑い、手の甲に何か触れている状態が嫌(?)、寝ているときにつけても脱げる

……なんかもうズボラなのがこのプチ自傷の原因に加わってるのでは? という感じですが、もともと唇や手は接触が多い部位だと思うのでそのぶん「こまめに」という要素が強くなり、ケアのハードルも上がります。
短期的にキレイになってもまたやってしまう。唇の皮は傷ついた箇所は治りかけのときに厚くなりがちなので「あっ剥がしやす〜い!」とまたやる。爪は何かに触れるたびに削れていく。オラこんな肉体(からだ)嫌だ〜!

挫折と挑戦を繰り返し、なんだかんだたまに血が出るくらいで死ぬような真似はしてないし、これでストレスから逃避できているならまぁ……という極端な思考で半ば「プチ自傷とは一蓮托生😁」みたいな気になっていたんですが、会社の人や友達やフォロワーが素敵なネイルの写真をあげていると「かわいいなぁ」と思う自分が間違いなくいるんです……。
人の唇や爪へ視線が行って何かしらの感想が湧く時点で自分でも「現状はよくないな」と思っている証拠になっている気がします。

医者から「物理的に予防しよう!」とアドバイスももらったことだし、無意識のうちのクセだからゼロにするのはもしかしたらできないかもしれないけど、頻度を減らす努力は試してみよう……ということで一念発起して記事を書いてみた次第です。
物理的な予防ということで、私が考えてみた案は、

●唇
できる限り常に何か塗ってる状態にする!!!口紅やグロスは重たいのでスティック型のリップクリームを手元に置いておく
●爪
できる限り常に何か塗ってる状態にする(天丼)!!!友人やフォロワーから知見を得て肌に馴染みやすいマニキュアを試そう

すなわち「この肌何かある!触らないようにしとこ……」という思考を24時間実行するわけです。

さっき爪に色なんか塗れるか〜!!とぬかしたばかりですが、ネイルサロンに行こうとかは毛頭考えていません。一時期密かに憧れてはいましたが、向こうが良くても自分の爪を他人へ積極的に見せるのを思うだけで恥ずか死〜!だったのでナシとします。
本当は推しの色をつけてテンションをあげたいところですが、ライトグリーン!オレンジ!レッド!とクソ派手な色ばかりなので爪の形に視線を誘導しかねないのもやめます。
さりげなく爪を保護できるもの……ベージュや淡いピンク、クリアカラーなどのマニキュアを塗っておくことで補強で図ります。
私はこの道のプロ(二回目)なので想像つくのですが、マニキュアの剥げたところからガリガリ引っ掻かないか今から不安です。しかし、「この築50年のアパートの壁みたいな爪を飾るなど……」とウジウジしてる割に人の爪をじっと見ちゃうのを繰り返す円環の理を断ち切ろうと行動に移そうと思います。えらい!!人間は進化する生き物だね!!!

唇に関しては、本当は色付きのものを塗ったほうが「今口紅塗ってるなぁ」という意識は強くなりそうですが、塗り直しのハードルが上がるのでリップクリームにします。何より唇自体の状態も良くなります。
私はとことん面倒くさがりなので、洗面台など普段仕事をしている部屋とは違う場所に置いていたら即行で塗らなくなること間違いなしです。そのため普段仕事をしているパソコンの側に置こうと思います。鏡なんて見てられねぇ!勘で塗りたくるぜ!!
ネイルをしている状態かつペタペタしてたら触る頻度は減るだろうし(希望的観測)ガビガビに逆立ってる皮も押さえつけられて剥きにくくなるなるんじゃないかな……って……。

やってみなきゃわからないし、もしかしたら良くならないかもしれないです。なんせもういつからやってるのかわからないから……。
でもこの記事を書いたのは、「さすがにヤバい」と思っている自分が十数年の時を経て行動に出た進歩の証にしようと思ったのと、似たようなプチ自傷に悩んでいる方の参考に少しでもなれば嬉しいな〜と思ったからです。

多分なのですが、プチ自傷をしていると「見た目ヤバいなぁ」と感じる瞬間があると思うんですよ。人と比較してヤバいと思うのもそうですが、自分レベルで危機感を覚えるようなときが。
「やめたくてもやめられない……」と悩むよりかは、「もしかしたらなんか対策できるかも?!」と考えられるほうが、感覚的な話ですがまだ精神的にいい気がします。
思考の先を逸らしているだけかもしれませんが、ずっとそのままにしていたところを何か行動に出すだけでも充分な変化です。

「完全にプチ自傷をなくす」のを目標にしていると、うっかりまたやったときの罪悪感がすごそうなので、いろいろ自分でも試行錯誤しつつ、上記の方法を試して過ごそうと思います。まずは血を出さないところからだな!

〜後編は使ったものや経過観察などを書く予定です💕〜

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