図面の嘘
こんにちは。
不動産広告などを見たことある方は多いと思いますが、合わせて物件の平面プランが掲載されていることがあると思います。
今では内観のパースイメージや採光や風通しなんかも本当かは分かりませんが、表現しているものを見ます。
売り込むための努力として、いろんな表現を駆使することを私は肯定的に思う立場なのですが、ちょっと許せないなと思うことがあります。
特に中古物件の不動産情報を記載している、いわゆるマイソクと呼ばれる広告なのですが、図面情報としては嘘とも捉えられるスケールなことがどうにも腑に落ちません。
マイソクって誰が作ってるんですかね?
もし、ご存知でしたら教えて頂きたいです。
話は戻りますが、マイソクに記載の図面はほとんどスケールが合っていません。
なぜか均一に拡大縮小するわけでもなく、縦か横が長かったりします。
最悪の場合、どこの箇所も実際の寸法をもとにしたスケールにすらなっていません。
わざわざ書き換えたのかわかりませんが、そこまで手間をかけてなぜ変な図面を作るのかは不明です。
もちろん間取りを変更するまでの悪質なものはありませんが、あの図面ではわかる情報が限定されてしまうことは間違いありません。
また、もう一点気になるのが図面上に部屋の大きさを畳(〇〇J)で表示していますが、あれも全く理解が出来ません。
本当に畳の部屋であれば、幾分か理解は出来るのですが、今時はほとんどがフローリングです。
せめて畳でないならば平米で表記して欲しいものです。
それもリビングに繋がっている廊下や併設されている収納を含んだり含まなかったりすることもあり、そもそも一畳の大きさは何平米計算なのかも不明です。
ちなみに一畳の大きさには京間と江戸間と呼ばれるモジュールがあります。
おそらく使用しているモジュールは一畳≒1.82m×0.91m≒1.62㎡としているとは思いますが、図面では6畳や6.5畳のような表記も多く、実際の物件はそんなにキリの良い広さではないと思います。
情報が私としてはあまり利用できるものが掲載されていないため、物件をちゃんと把握するためにはやはり現地を見に行くしか現状ないでしょう。
最近では360°カメラを活用した物件案内も出てきました。
以前に比べればだいぶ物件の理解を事前に出来るようにはなりましたが、より正確で有効な情報が整うことを期待したいと思います。
みなさまも気になる物件がありましたら、マイソクの情報だけを当てにせず、実際に目で確認して良し悪しをご判断してもらうことをおすすめします。
では、また。
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