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家具のバランス

こんにちは。

先日家具についての記事を書きました。

簡単に説明すれば、家具を利用・取り入れることで生活の利便性を向上させることが出来る部分はあるという内容です。
記事の中で、そのような家具とは[空間に適したもの]とざっくりとしか触れませんでしが、今回は少しその内容を掘り下げていきたいと思います。

家具と一括りにしても種類はいくつかありますよね。
しかし、カテゴリーで分けてみると多くはありません。
椅子・机・ソファ・ベッド・収納と大きく分けるとこのようになります。
あとは各サイズによってそれぞれボリュームが異なることになります。
また椅子・ソファは場合によってはなくても良いでしょう。
収納も備え付けの収納が充実していれば、なしもしくは少なくて良くなります。
ベッドに関しては、布団を使用する人より比較的多いので必須として取り扱いますが、机とベッドがあればあとは必要に応じて設ければ良いことになります。

このように考えると家具はそれほど必要のないものだと思えます。
しかし、実際多くの家ではもっと家具が多くあるように思えます。
そして、動線を邪魔するほど多いこともあります。
さらに、家具のカテゴリーは少ないですが、サイズや形態による違いで家具は格段に種類が増えます。
特にサイズの選定を間違えると家の中はとても狭くなってしまいます。
家具選定で最も注意が必要なポイントはやはりサイズと言えるでしょう。
もう一点考えられるのは、モノが多すぎることです。
生活をしていればモノが増えるのは普通のことですが、少なくとも収納も合わせて増えなくてはならないはずです。
みなさまの場合いかがでしょうか?
収納を増やすと部屋が狭くなるとお考えの方もいるかと思いますが、モノはどんどん増えていくのに収納出来なければそれ以上に部屋を圧迫している可能性があります。
もちろんミニマニストのように物を捨てられる方々は対象とはなりませんが、そうでない場合は適宜収納力を増やす事が大切です。
空間に適したものと説明した家具に少し説明を加えるなら、サイズ感が適しているもの・空間にある物をしっかり収納できるものとなります。

そして、私の考えではもう一点大切なポイントがあると考えています。
それは機能が多いものが良いということです。
意匠性を一旦無視して話を進めますが、複合的な機能を持つ家具ほど、空間を良好にすることに貢献しやすくなると考えます。
なぜなら家具の台数を減らす事が出来るからです。
例えば、ベッドは寝るための家具ですが、ベッド下に収納出来る物もありますよね。
取り出しにくさはありますが、それでも収納力が低い空間に対しては有効となるでしょう。
ヘッドボードが付随するベッドもありますが、スマホや時計、就寝時に使うディヒューザーやその他小物を置く場所として別途サイドテーブルを設置することを考えれば有効です。
多くの家具は何か一つの目的を叶えるためだけに設計される事がほとんどですが、それぞれの目的を叶えるために家具を揃えていくと、多くの台数が必要となってきます。
サイズをそれぞれコンパクトな物で揃えるという選択肢もありますが、企画サイズやデザインの違いから統一感のないレイアウトとなってしまうケースもあり得ます。
ですので、出来る限り一台の家具で複数の機能を持つことで、家具の台数を制限し、空間を狭める要因を排除することが大切だと考えます。
もちろん家具の設計が一つの目的しか考慮されてなくても、使い手として複数の使い方を見出すことも非常に有効です。
多くの家具を設置しても問題ないほど空間が大きい場合は対象外の話とはなりますが、日本の多くの住宅はそれほど大きくなく、特に都市部になればなるほど狭小の度合いは高まると思います。

複数の機能を持った家具というのは、あまりデザインとして良いのが少ない傾向にありますが、数台の家具を買うことがなくなるので、少し設定価格を上げて検討するのが良いかと思います。
良い家具は生活を確実に改善してくれますので、是非一度検討してもらえればと思います。

では、また。

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