造作家具
こんにちは。
先日、取引のある家具屋と打合せをしてきました。
普段の仕事とは別に、個人的に発注した家具を確認することと、その改良をする方法を相談するためです。
今回は見た目を非常にシンプルなものとして発注したのですが、あくまでサンプルだからです。
そのうちこちらを販売するのですが、サンプルを造ってもらい、質感や詳細の見え方を確認してきました。
造った家具は、簡単に言ってしまえば収納家具です。
プッシュ式の開き扉を開ければ可動棚が内部にあります。
サイズは奥行300mm×幅700mm×高さ1,000mmとなります。
特徴としては、サイズをオーダー出来ることです。
ある程度製作可能な大きさは制限するものの、範囲内であればミリ単位でオーダーが出来るようにしたいと思います。
次に色のバリエーションを数種類選べるようにすることで、部屋の雰囲気に合わせた家具を採用出来るようにします。
そして最大の特徴として、組立式であり、接着をしない方法とするため分解も可能なことです。
私個人の意見ではありますが、家具を購入する立場となったときに家具で悩ましい点がいくつかありました。
ちょうど欲しいサイズの家具ないこと、適当な色味のものがないこと、長く使うことで維持に困らないことです。
しょうがないとは言え、住んでいる家に対してちょうど良いサイズの家具があるかは運ですよね。
ある程度合うものがあればそれだけでもラッキーかもしれません。
しかし、ちょうど良いサイズとなるとまずないでしょう。
また、あるかわからずにひたすら探し続けることも非常に負担となります。
次に色味について、基本的には白か木目柄の家具が多いと思いますが、部屋のイメージに合わせるとなるとそれぞれ好みが分かれることにはなります。
もちろん好きな色味を選べば良いのですが、サイズと合わせて考えると適当なものは世の中にいかほとあるのでしょうか。
この2点だけでも絶望的であり、ほとんどの方が収納家具だからと妥協をされることでしょう。
妥協しながら購入した家具であると、それほどお金もかけたくないものです。
そしてお金をかけないと、どうしても破棄することにも抵抗が減ってしまいます。
多くの方がずっと同じ家で暮らし続けることは、現代において少ないと思いますが、家が変わる度に前の家で利用していた収納家具の行方に苦心することでしょう。
あからさまに家の間取りに合わないと、場合によっては買い替えとなり得ます。
やはり理想的には、長く使えることが誰にとっても良いことでしょうが、収納家具のサイズを優先して間取りを考えることはなかなか難しいことです。
ましてや妥協の産物であれば、それは尚更。
今回造ろうとしている家具は、そんな悩みを解消するために考えました。
サイズを調整しながら、色味も選べればかなり選択肢が増えると思います。
また、分解すると全て板状となりますので、使わなければ仕舞うことも出来ます。
ただしやりたいこととしては、パーツを変更すれば家具のサイズ自体も変更出来て、違う間取りに対して適合出来る家具とすることです。
どれも小さい悩みかもしれませんが、余計な労力とお金をかけずに住環境を整える方法として選択肢が増えれば良いと考えました。
まだ検討しなければいけないことはありますが、早く形になるよう計画していきたいと思います。
では、また。
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