ダマリーチ：リーチしてないけど心の中でリーチ　その2

　鳴きリーチに続く第二弾です。

オーラスやラス前、そして半荘戦のトップ目によくあることですが、門前役ありテンパイした。そして追加点はいらない。そうするとリーチせずにダマで受けの選択がある。

ダマ受けのメリットは

①　他家に警戒されないので当たり牌がでやすい→和了率アップ！

②　リー棒出さないので、和了り逃しても失点少ない。

③　他家テンパイ入ったら、オリれなくもない。

　その上で、オリや回る選択を放棄して、全ツッパの決断をする。

それがダマリーチです。

良形だったり、高打点だったり、オーラスでトップ目だったり、役ありダマで和了トップだったりすると、よく決断します。

あとは鳴きリーチと同じです。

ちなみに基本鳴きリーチもダマリーチも、テンパイ時点でかけるものです。

他家のリーチや仕掛けを見てからかけるのは、遅すぎます。

具体例を実践譜から

東風戦のオーラス：トップ目なれど30000点にわずかに届かず。このままだとサドンデスで延長。和了ればトップ終了。

　五-八待ちでテンパイ。ここでダマリーチを心の中でかける。

すると数順後に対面さんが3副露！普通はテンパイと見る。

さらに上家さんからもリーチが！！

　メンピンドラの一-四待ちである。

リーチを受けた一発目のツモは、無筋の二。

ダマリーチをかけているので、ツモ切り！！

　当たり牌のとなりでした、危ないがセーフ！！

こちとら先に良形でテンパイしているのである。

追っかけテンパイにいちいちオリていたら、取れるトップも取れません。

マンガン振ったらトップ→ラスの3着落ち終了もあるが、気にしてはいけません。

それがダマリーチ！！！

同順、対面さんが両無筋の四をツモってオリる。

3着目で和了っても順位変わらず、ラス回避のための和了狙いです。愚形テンパイで押せるはずもありません。

そして四は当たり牌、ナイス回避！！

そして次の上家さんのツモが五。

　この展開は予想外。まさかのダブロンで、2着落ち終了か！？？

こちらはピンフ赤で2000点

下家さんはタンヤオ赤ドラの3900点。

しかし供託の1300点は、上家どりで私がゲット！！

1000点差で私の勝利でした、ホッ。

熱い、熱いぜ東風戦！！

こんなかんじで、状況に応じてチャレンジしてみてください。

ただし鳴きリーチもダマリーチも、テンパイしたからといって必ずしもかけるものではありません。状況に応じて使い分けてください。

以上です。