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わたしの「あの頃。」平成のスーパーアイドル松浦亜弥を振り返る。

いよいよ来春、劔樹人原作のオタク青春物語「あの頃。」が映画化される。
主人公のハロプロ愛の根源となるのは平成のスーパーアイドル松浦亜弥。
今回は私の中にいる彼女の話を少ししたいと思う。

松浦亜弥との出会いは私が中学生の頃。
3rdシングル「LOVE涙色」のポスターを近所のCD店で見た時である。
当時は漫画に夢中で女性アイドルに全く興味がなかったが、あややのポスターを見て思わず立ち止まった。「なんて可愛いんだ!」と。
そのまましばらくポスターを凝視していたことを今でもはっきり覚えている。

その後、あややはあっという間にトップアイドルの階段を駆け上がり、テレビで見ない日はないほどの活躍ぶりだった。
私も高校生となり、アルバイトで稼いだお金でファッションや音楽を楽しむ日々。同世代のあややは意識して当然の存在だったが、独特のぶりっ子キャラが受け入れにくいところもあり(今となってはそれも含め大好きなのだが)ファンになることはなかった。
それでもあややの曲はカラオケの定番曲だったし、ティセラのシャンプーはセクシーもキュートもどっちも買ったし、w-indsの慶太くんとのまことしやかな噂には心乱されたりしていたのである。
これだけ証拠が上がると「いや、それファンじゃん。」と言われてしまうと思うが、当時の私はあややの凄さを全く分かっていなかった。
そういう意味ではファンと名乗れるほどのものではなかったと思う。

彼女の凄さを肌で感じるようになったのは近年Youtubeで過去のコンサート動画を沢山視聴できるようになってから。
何万人を前にたった一人でステージに立ち、イヤモニをつけず生歌で驚異的なパフォーマンスを繰り広げる。
ダンスも表情も視線一つとっても一寸のブレがない。圧巻のステージング。おまけにトークも完璧!
そして、ハロコンなどで複数メンバーとパフォーマンスする時の(いい意味での)これじゃない感。
どこで誰といてもあややはあややとして存在しているのだ。
※後藤真希、藤本美貴とのユニットは互いの才能が火花を散らしていて特別な魅力がある。個人的には後藤真希と披露したサマーナイトタウン(後浦なつみコンサートツアー2005春トライアングルエナジー)がマイファンタスティックステージの一つである。ぜひご覧頂きたい。

後期はアーティスト松浦亜弥としての活動が活発になっていくが、トップアイドルとして駆け抜けたあややの姿はいつまでも色あせず私の中にある。
そして彼女は現役で活動する多くのハロプロメンバーが憧れるアイドルでもあり、映画「あの頃。」で松浦亜弥役として山﨑夢羽(BEYOOOOONDS/雨ノ森川海)が出演するのは胸アツだ。

私生活では病気に苦しんだ期間も長かったようだが、件の橘慶太くんと12年愛を実らせ結婚。そして先日第三子を出産!
一人の女性として彼女の人生が満たされているであろうことは本当に喜ばしいことだ。

しかし。願わくばもう一度あややの歌声、そしてとびっきりの笑顔に出会い胸を焦がしたい。あの頃は気恥ずかしくて出来なかったコールに乗せて、あややへの愛を届けたい。
齢30を超えた今、ハロプロの沼に足を取られ身動きもままならなくなった私。
この沼の中で、いつまでも彼女を待っている。

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