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2024.5.18 フリマアプリで中古のカメラを買ったらSDカードが入っていた話。

数年前、中古のデジタルカメラを買った。大手のフリマアプリで買ったカメラで、最新版から見たら15年以上も前の代物だ。
年季が入ってるから良い、とかこだわりがあるわけではなく単に安く手に入るカメラが欲しくて買った。

最新型の機能性も興味なく、性質の拘りもない、けどiPhoneなどオマケの機能としてカメラを使いたいのではなくカメラをカメラとして使いたかった。あと小さくて持ち運べればそれでいい。

確か古いゴープロと抱き合わせで9000円ほどだった気がする。
注文して割とすぐ届いた。箱はなく本体と充電器のみ。
最も気にしてたポケットサイズも申し分なく、撮れれば良いと割り切っていた自分には申し分のない、手頃なおもちゃだなと思った。

早速カメラを使おうと思い、充電の為にバッテリーを取り外そうとしたところ、SDカードが入っていた。sundiscの16GB。
出品者の方が入れっぱなしにしてしまったのかなと思いつつ、ちょっとラッキーぐらいに思ったのが正直なところ。

バッテリーを充電している間にSDカードの中身をなんとなく見てみたくなって、パソコンを起動させようと思ったけど、ほんの少しの違和感が生まれてまたすぐ電源を落とした。

バッテリーの充電が完了し、カメラを起動させる。
メモリーのボタンを押してみると写真が再生された。

確か6枚ほど入ってた気がする。
まず表示されたのが机の上を写した写真。
窓際に置かれた木目が目立つ机の上には花瓶と本。窓から先は青々と生い茂った木々が見える。
試し撮りをしたのかなと思わせる1枚。2枚目を見る。
部屋の隅の写真。真っ白な壁の角に棚があり、そこにもいくつかの本が並べられていた。
タイトルまでは見えなかったけど、本が好きな人なんだろうな。
3枚目も似たような写真で、4枚目。
ワンピースを着ている女性が写っていた。
鏡に写る自分を撮っており、今自分が手にしているカメラを持っていた。


最近そのカメラを無くした。気付いた時はショックではあったけど、言うほど後悔はなかった。どこで無くしたかも覚えてない。
もし拾って、次の人の手に渡った時、残された写真を見てどう思うのだろうか。
自分が体験した、写真の強烈な追体験を感じることはあるのだろうか。

長々と書きましたけど、もし普通に家にあったらごめん。

追記
ありました。

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