2023/2/17 東洋館で学んで本所でバカにする

今日は11:30から漫才大行進の袖当番を行い、17:00まで東洋館にいた。出番は13:00~の10分。袖当番のあとは17:30から墨田区本所で「カントリーズに勝ったらチョコのバットもらえる」ライブの前説と手伝いだった。帰りにウーバーを1件だけやった。
とてもお腹がすいていたので、冷凍していた炊き込みご飯と餃子、鶏肉のみそ焼きと食べたい放題だった。
カントリーズ前説でやったネタもこのライブでしかかけないので、今日の日記にのっけてしまおうと思う。

昨日は明け方まで前説用漫才を考えていたので睡眠時間は3時間ほど。それにしては体の動きに切れがあった気がする。芸人さんに囲まれているとエネルギーを補給しながら活動できる。朝に食べたカレーだけで夜まで駆け抜けた。

1日中 漫才と触れる生活をしてあらためて思ったのは、こんなに知的で楽しい生活はなかなかないということだ。
関わる人は皆、より面白いことをしていきたいと研鑽を重ねる人たちだ。自分たちと同じ志を持っている。ここまではどの業界でも同じと言えるだろう。また野球の話になるが、野球をやっているとたくさんの指導者とかかわる。ただ、ほとんどの場合、指導者はプレーヤーとしては引退している人たちだ。
また、会社員であっても指導的な立場にある人というのは、ある程度は自分より昇進しており、自分のすべきことについては退いてしまっている。
つまりは、指導をする人が実際にそれに取り組んでいる様を見ることはできず、言葉やメモから必要なことを読み取って自分のものにすることが必要なのである。

一方、お笑いは指導的な立場の人も現役のプレーヤーだ。言葉や著書で伝えたことを実際にやっている人の動きを見ることができる。今日であれば、昨日の日記でも書いた笑組さんの漫才を見ることができた。漫才についての著書があるナイツさんの漫才も見ることができた。
まさに、言葉や著書で漫才について我々に教えていただいたうえで実践を見ることができたのだ。
これは本当にすごいことではないだろうか。高校球児が現役のプロ野球選手に指導してもらえる機会があるようなものだ。高野連のルール上、プロ野球選手から指導を受けることはできない。しかし、お笑いではそれができる。私は現役の高校球児でありながら、イチロー、松井(秀)から指導を受けたようなものだ。ちょっと言いすぎかしら。

東洋館でメジャーリーガーから指導を受けた後、本所でカントリーズというプロ野球で言えばロッテ‐巨人-ロッテのサブロー選手から指導を受けたといえる。

さて、だからなんなんだという話をしてきた。
プロ野球選手と違い、お笑い芸人は死ぬまでお笑い芸人だ。この世から去るまで現役である。仮に舞台に立つことを辞めても、お笑い芸人として形成された人間性は失われない。芸人は職業ではなく、生き方なのではないか。
すべての芸人がそれぞれバラバラに思いをもって、ただ面白くなりたいという気持ちだけは統一して持って、バラバラに生活している。すべての芸人から学ぶべきことがある。ただ言っておきたいのは、形だけお笑い芸人でありたいと思っている人から学べるのは、「このようになってはいけない」ということだけだ。はたから見て間違った行動をしていても本人が正解だと思って取り組んでいることならバカにしないし否定しない。ただなんとなく、芸人であればこんな感じのことをやるだろうで取り組んでいる人ではダメなのだ。1年、2年の若手なら仕方がない。だが何年もやっているのにそのような状況の人はさすがにダメだろう。

突然誰かを批判し始めた。怖い!
そんな人はいないよ~

少なくとも今のカントリーズさんは面白くなりたいと思っていることが伝わってくる。そのため、いくらバカにされていようとカントリーズさんから何かを学べないかと思いながら接している。カントリーズさんを応援しているとバカにされがちであるから、皆さんお気をつけください。

このようにお笑いは、机で学び、実際に一流のプレーを見る、マネしてみる、自らを省みる を他の業界よりも短いスパンで繰り返していき、自分たちの漫才を作り上げていく活動だ。昨今の高学歴芸人の大量発生は頷ける。受験勉強で行う、授業→練習問題→テスト→復習のサイクルをお笑いでも繰り返しているのだ。なので私が思うに、お笑いに学歴は必要ないが学業とお笑いに必要なものはニアリーイコールで結ばれているのである。

ちょっと熱い話過ぎて嫌になってきた。気持ちが悪い。
今日面白いと思ったことは「お笑いは野球であり受験勉強に近いという気づき」だ。


さて、ここからカントリーズライブの前説台本だ。この台本をもとにネタ合わせをしながら変えた場所もあるのでまんまやったというわけではないが、なんだかもったいないので乗っけておく。
この前説では毎回、時事ネタ×カントリーズをテーマに書いている。2日連続の新ネタ作りでからっからの雑巾を絞っている感覚で、いいものができた感触はないがぜひご覧ください。
※ワードをコピペしてるので見にくいかもしれないですが、ご容赦ください。

20230217 カントリーズライブ 前説

どーもーお願いします。

藤崎「どうですかね。ずばり、カントリーズさん知ってますか?」

田川「いや知ってるだろ!とも言い切れないのが悔しいね。」

藤崎「毎回ゲスト目当ての方しか来てない。」

田川「いやほんとにね。毎回豪華ですから。」

藤崎「簡単に紹介させてもらいますと、
   丸い方がえざおさん、小さい方が福田さんです。」

田川「なんて簡単なんだ。間違いじゃないけど。」

藤崎「最近テレビでも話題になってたので見たっていう方も多いのでは」

田川「へーテレビに出てましたか?」

藤崎「先日ねアメリカの上空を飛んで撃墜されたのがえざおさん」

田川「あれ、えざおさんじゃないよ。
    中国の偵察気球だって言われている。」

藤崎「その後、中国でもえざおが目撃されたそうですが。」

田川「違うよ。謎の飛行物体が飛んでたってニュース」

藤崎「あ、まん丸だったからえざおさんかと思った。」

田川「そんな見間違いしないだろ。」

藤崎「一方で福田さんはね、皆さんほら、ちょっと最近お騒がせしましたよね」
田川「何か問題行動がありました?」

藤崎「スシローで撮られた映像が炎上しましたけど。」

田川「福田さんじゃねえよ。岐阜の少年な。
    回ってるお寿司にいたずらする動画が炎上してた。」

藤崎「いや、知ってるよ。いたずらしてたのは福田さんじゃないよ。」

田川「勘違いしてそうだったけどね。」

藤崎「あの、レーンで軍艦にのった赤い粒粒が福田さんでしょ」

田川「イクラだよ!あの粒が福田さんだと思ってた?
    小さすぎだろ。」

藤崎「いや、もっとプチプチして小さい。」

田川「とびこ?もっと小さくなってるよ。」

藤崎「ごめんなさい。東洋館でカントリーズさんに会って
    家でニュースを見る生活を
    繰り返してたからおかしくなっちゃってたかも。」

田川「そんなやついねえだろ。
    カントリーズとニュースが混ざっちゃったの?」

藤崎「待ってくださいね。えー、一夫多妻生活をしていて捕まった男は
    えざおさんですか?」

田川「違うよ。えざおさんは一夫0妻だよ。結婚してない」

藤崎「あ、そっか、全然違った。
    えざおさんは41歳で童貞でしたね。」

田川「童貞なの?それは驚きだね。」
藤崎「あれに抱かれたい人なんかいない」

田川「ちょっと失礼だな。アレって」

藤崎「えざおさんはスター性を抜いた出川さんだよ。」

田川「なんてこと言うんだ!えざおさんにもスター性が・・・無い!」

藤崎「そうなんだよ。えざおさんに頼まれても、充電はさせたくないだろ。」

田川「出川さんの番組使っていじるなよ。」

藤崎「一方、福田さんにはスター性がありますけどね」

田川「福田さんにもない!」

藤崎「失礼だな。」

田川「言わせてんだよ。あんたが。」

藤崎「ほら、福田さんは笑点の新メンバーで」

田川「違うよ!いよいよ めちゃくちゃだな。
    一之輔(いちのすけ) 師匠と福田さん、ぜんぜん共通点がないよ。」

藤崎「寄席でのウケ量は、いっしょじゃない」

田川「いっしょじゃない!雲泥の差!」

藤崎「失礼すぎるだろ。
    いまどき一之輔師匠を下げる奴いないよ。」

田川「逆だよ!福田さんを下げてるんだよ。」

藤崎「なんだよ。お前は福田さんを林家三平師匠くらいの芸人だって
    いうのかい」

田川「お前がめちゃめちゃ失礼!どこまで敵に回すつもりだよ。」

藤崎「そんな童貞と三平のコンビ、カントリーズを
    皆さまどうかよろしくお願いします。」

田川「全部違う、いい加減にしろ。」



こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。