2023/5/15 横になろう系

今日は6時ころに起きた。
日記を書いて、今日のネタ見せのネタを手直しした。
8時過ぎくらいにひとまずはネタの手直しを終えることにした。相方の田川くんに今日の集合時間は何時にするかを確認する。

集合時間も含めて、なにかコンビで行うことの決定権について私はなるべく田川くんに譲るようにしている。
コンビを組み始めのころは、私はネタ作りをやっていくからそれ以外の部分を田川くんにお願いしていた。それは事務所の方とのメールのやり取りなどである。
最初のころはそれでうまく行っていたのだが、ちょっとずつ事務所の方から「このメールの件、返信期限が切れていますがどうなってます?」といった連絡が来るようになった。それを見つけては私はすぐに返事をするようにしていた。これがちょっとずつ増えていき、コンビ内以外の方に迷惑をかけるのはいかんと思い、ちょっとずつ私がやるようになっていった。
結果として、ネタ作りからスケジュール管理、メールの返信などすべてを私がやるようになっていった。そうすると、ライブのオファーをしてくれる方も「田川くんにオファーすると返事が遅いな」となり、私に直接ご連絡をくれるようになっていった。

これに加えて、日々のライブやネタ合わせの集合時間にも田川くんは遅刻を繰り返ていった。

いよいよ私は死ぬ直前まで行ってしまった。これはきついなと思い、何度か注意をしたのだが、「俺は悪くない。深夜のバイトだから。」「電車が遅延してたから。」といった返答を繰り返した。
ここで私は気づいた。この男はとにかく自分には責任がないというスタンスで生きているな、と。

となれば私は彼になるべく責任感を持たせられるように、オファーへの返答などは私が確認したうえで、田川くんに可否を聞くようにした。こうすれば、自分が決めたことだからというのが一つ乗っかることで、ちゃんとやろうと思えるのではないかと私は睨んでいるのだ。

こういった指導は大学の教育学部で学んだことだ。子供たちにあれをしなさい、これをしなさいという教育は子供たちの自由な発想、生育を阻害する。自分で考え、学び、成長できる環境を作ることが子供たちにとって最も重要なことで、解答解説を読み上げ、おぼえなさいと指導することは公教育の場で行うべきではないという考え方だ。

結果として、田川くんは人からあれをしなさいこれをしなさいと言われて育ったことで、「誰かがやれと言ってそれに従ったらこうなった」と責任から逃れる思考回路になってしまっている。これを20代を超え、30歳が間近になった今から直せるようにやっていくのだからこれは大きな実験ともいえる。
永く見守っていただければと思う。

ひとまず、今日の集合時間も田川くんに決めてもらったが5分遅刻していた。

~FIN~

公園に集まり、ネタ合わせをしてネタ見せを行う。いまやっている形はネタを飛ばすことがほとんどない、その点において練習がそこまでいらないものだ。飛ばす可能性が下がるということだけでもストレスは少し緩まるのでそこは一歩、死から遠ざかった。

ネタを終え、ダメ出し会を終えて帰宅する。帰宅前にコンビニで飲み物を買って電車に乗ろうとしたところで傘をコンビニに忘れてしまっていたことに気付いた。
新宿は雨の日に、日本で一番傘が集まる街と言い換えることができるだろう。その中で普通のビニール傘では見失うかもしれないと、傘の持ち手に自分の名前を書いていたのだが、傘が交錯して見失う前に私の記憶から消えてしまっていた。ビニール傘には、そしてコンビニの方には申し訳ないことをしたと思う。

家に帰ってさすがに眠たかったので眠った。17時頃に横になると気づけば21時を過ぎていた。あらまと思い、ひとまずは家にあった食べ物を食べながらお酒を飲んだ。テレビでは「町中華で飲ろうぜ」を流していた。これを見ながら飲むお酒はうまいな。酒のあてになる番組-1グランプリを近々、開催したいと思う。

私の現状の第1位はBS朝日「迷宮グルメ異郷の駅前食堂」である。

今日面白いと思ったことは「町中華もいいけど、テレビの前で飲ろうぜ」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。