2023/5/5 個性あふれる

今日は10:30頃に起きた。
今日の予定は漫才大行進の後にウーバーを夜までやって、明日のライブのためのネタを書こうという算段だった。

まずは漫才大行進へ向かう。今日はとても暑かった。もう夏である。
東洋館に着いて着替えを済ませるすると、事務所の方からLINEが入っており、急遽ジグザグジギーさんが出演が難しくなったライブがあるので、今晩のライブに出られませんかとのこと。

私の予定はウーバーなのでこれはいくらでも後回しにできる。予定は問題ないのだが、我々にジグザグジギーさんの代わり(圧倒的に我々が格下である)なんかできるわけないだろという気持ちが第一だった。
我々が行くことはできるが、主催者の方にぶん殴られ、お客様からはブーイングされるのではないかというのが頭によぎった。
しかし、主催者にぶん殴られても今後のおもしろ話としてストックできるだろうということで出演することにした。

この後のプレッシャーのきつさから漫才大行進ではどこか浮足立ってしまった。気持ちがふわふわしながらもなんとか自由さを残しつつ漫才をした。
出番終わりにジグザグジギーさんの代わりが我々ということが発表されたのを見て、すっげえ悪口を誰か書いてないかと不安になりサーチングした。
誰も怒っていなかった。よかったよかった。
ふわふわしながらサーチングしたところで、我々のことをつぶやいてくれている方がいたので、思わずイイネを押してしまった。押した後に気付いたが、我々に見つからないように表記を工夫してつぶやいてくれていたのにイイネしてしまった。
申し訳ないことをしたなあ。見ていないと思っているからこそ、思っていることもつぶやけるのにな。その楽しみを奪ってしまったかもしれない。

出番を終えたところで、いったん帰宅して残り3時間ほどでこの後のライブ用のネタを調整する。東洋館では10分だったがライブは5分だ。なんとか出発の時間までに準備ができた。

18:30入りの会場でひとまずは18時から練習しようと話していた。17:45に公園に着いてしまったのでひとりでぶつぶつとつぶやきながら頭に入れていく。18:05ころに田川くんは到着した。
毎日5分ほど遅刻しているな。この男は。以前は30~90分くらいの遅刻が毎日だったので彼なりに進歩はしているのか。いや社会人としてはNG。

そうそうたるメンバーが出演するライブなので、入り時間よりも少し早めに入ることにした。このライブは「実力派芸人が新ネタを披露!」とフライヤーに記載されていた。
いやー、実力ないよお。勘弁してくれえ。と心で悲鳴を上げた。

主催の方々はとても優しい方たちだった。急遽来てくれてありがとう!と何度もお礼を言ってくださった。こちらこそ実力がないのに呼んでいただきありがとう!と何度も心の中で握手した。

今日のライブは漫才協会員が多く、まだなんとか心の平穏が保たれた。金谷さん、BOOMERの伊勢さん、そうそうたる先輩方が話しかけてくださる。
伊勢さんとは、先日の草野球について話した。先日の草野球に伊勢さんはいらっしゃらなかった。しかし本当は球場を間違ってしまっていたことで参加できなかったそうだ。
新井薬師の球場に9時に行ったら誰もいなかった。だったらと練馬の球場に行ったらそこにもいなかった。だから帰った、とのこと。
いやなんでLINEをチェックしないんだよ!と思った。LINEを見てもわからなければ、グループでどこですかと聞けばいいものだ。不思議な方である。
伊勢さんは本当に不思議な人だ。今日の漫才も変なことをしていた。長く芸能界に居続けるにはこういった個性を持たなければいけないのだなと学んだ。

楽屋の香盤表を見ると下の方に小さく「エンディングで楽しい企画もあるので可能なら残ってください」と書かれている。一番雑魚の芸人なので当然残ることにする。多くの出演者の方々が帰っていく。普段若手のライブに出ているので、こうバラバラと皆さんが帰っていくのは新鮮だった。ばらばらと先輩方が帰っていく中で田川くんも帰っていった。いやなんで。

楽屋で他の芸人さんのネタを見ながら企画に向けて待機する。すると主催の方が「ありがとう!最後まで残ってくれてありがとう!」とたいへん感謝された。そういうもんなのか。若手は問答無用で残るものかと思って待機していたが、あまりにも感謝されてもはや恐怖すらおぼえた。

企画が始まり、なんとも不思議なゲームが繰り広げられた。松本ハウスの加賀谷さんの一挙手一投足で私は舞台上でずっと爆笑していた。
加賀谷さんは大学生の時に、NHKのバリバラという番組で見ていたので私にとってはスターなのだ。うわーあのテレビに出てた人だと感動しながらも、大暴れする姿に笑ってしまった。

今日も楽しく過ごすことができた。ただ、明日のライブ(書いている今日)のネタが結局手付かずなので頑張ることにする。

今日面白いと思ったことは「最高に楽しかったのでまたお声がけいただけるように頑張ろうと思った。」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。