2023/1/31にあった面白いと思ったこと  日光に来た

今日は6時に起きようとしたが、起きたら7時だった。急いで準備して、8:30に出発。北千住から特急に乗り、11時前に日光へ到着。今日は運よく高級宿が安くとれたので15時からずっとホテルにこもった。このホテル、1LDKの部屋に露天風呂付、部屋にBBQ可能なベランダつきで1万円を切った。これは最高だ、この世の天国を見た。
露天風呂には、宿に到着してから3,4回は入った。それから19:30~20:00のニコジョッキー前説放送をした。その後は事前にスーパーとウェルシアでお酒と食べ物を大量に手に入れていたのでずっと飲み食いしている。BBQでは調子に乗ってステーキと焼きそばをやってしまった。あまりにウホウホだ。今日の日光の夜の気温は‐2℃になっていた。とんでもない寒さの中で食べる肉はこれまた美味いのだ。片面を焼いているともう片面は冷えていく。永遠に温かい肉にありつけない寒さだ。

そんな最高の休日を過ごしているようにみえるが、こうしている今も2/2の漫才大行進に向けての準備で焦っている。我々は毎月漫才大行進で新ネタを行っている。若手であれば最低限これくらいはやらないといけないと思っている。もちろん一つのネタを何度もやってブラッシュアップしている漫才師もいる。だが、我々にはこれがちょうどよいと思っている。自分の中にある面白いと思うものをなるべく人に見せることで世間との良くないズレを解消していくことになると考えているからだ。
この準備が毎月ハイパーストレスになることのうちの一つだ。

・・・・・とここまで書いたところで昨日は眠ってしまって現在6:30だ。いま、露天風呂にまた入る準備をしながら続きを書いている。複数回の露天風呂に加えて最強の暖房のおかげで全身カサカサだ。なにかで体を湿らせたい気分だ。最高の宿なので、部屋のコーヒーも飲み放題だ。ただ、コーヒーは水分にカウントしてはいけないとは、ためしてガッテンで志の輔師匠に何度も言われた。水道水も飲んでおく。

昨日は変に芸談に走る私の悪い癖が出そうになったところで眠ることができたのは良かったかもしれない。芸談は気持ち悪いからだ。今回はこの最高の宿について少し話したい。

私にとって最高の宿とはどんな宿かと私は常々考えている。その答えについて私はずっと東横インであると考えていた。最低限に必要な設備がすべてそろい、各部屋に専用のWI-FIを完備。朝食は軽いバイキングがある。このバイキングも、スクランブルエッグやウインナー、筒状の小さいおかめ納豆、みそ汁という 家で朝に準備するには面倒だが食べたいものがすべてそろっている。なおかつ多くの観光地にあり、値段も他の宿より安い。さらには全国どこに行っても部屋のインテリアなどの配置はほぼ統一され、どこで泊っても帰ってきたという安心感を得られる。貧乏性かつ文句たれの私を満足させるために作られたかのような宿である。
そんな中で、今回の日光に行こうと颯爽と情報を収集(ちょっとDJ松永)したとき、まずは東横インを探した。しかし、ここ日光には東横インがないことが判明した。私はこれまでいかに東横インに頼りきりだったのかと愕然とした。東横インの一泊5000円を基準に宿を探すとそんな宿はない。日光の宿は上は一泊20万円なんてのもある。下を探して10000円を切る宿となると、個室のないユースホステルのようなところになる。個室は欲しい私は頭を悩ませた。こんな時に東横インもしくは一歩譲って、アパホテルがあればなんと心が楽だったであろう。いつの時代も大切なものは失って気づくものだ。

そんな私は個室があり、かつお得な宿を探すことにした。楽天トラベルでポイントが一番ためる部屋にすればいいのではないかと考えた。仮に宿選びに失敗しても楽天ポイントがたくさんもらえれば、これはポイントを得るための試練だと思えると判断したからだ。仮に部屋で虫が出てもそれは楽天ポイントが神に肉体を与えられた存在だと割り切れば感謝の気持ちも沸き上がることだろう。

そういった条件で探したことで見つけたのが楽天ステイという宿だ。素泊まりであるが、部屋がウィークリーマンションのようになっており家具家電一式に加え露天風呂、ベランダつきというものだ。通常であれば一室3~4万円ほどのこの部屋を、ありとあらゆるクーポンを使いまくることでこの最高の宿を10000円以下、かつポイントも1500ポイントほど得られるという計算が立った。
おお、神よ。 ポイントをつかさどりし神は、いまこうしてポイントを信仰してきた私に福音をもたらしたもうたのだ。私はこれからもより一層、ポイント信仰に励んでいきたい。そして、この福音をこうして皆に伝える司祭として私は生きていくと誓ったのだ。
アダムとイブは蛇にそそのかされ、知恵の実を食べ天界を追放された。我々人間は原罪を負ってこの世に生まれるのだ。そしてこの原罪をイエスは一人背負い、我々の罪を償ったのだ。
現代に生きる我々もまた、禁断のクーポンという果実を食べることで世間からは「せこい男はNG」とバッシングの対象となってきた。クーポン信仰もまた原罪を負っているのだ。この原罪を楽天は一人背負い、罪を償う。どこにどんなクーポンが隠されているのかわかりづらい楽天。これは我々にもっと精進せよと語りかけているのだ。

さて、ここまで書いたところで露天風呂の支度が済んだので入ろうと思う。
2月になる。2月も日記を書き続けていければと思う。
今日面白いと思ったことは「楽天はキャンペーンをどこで何をやっているか、わかりやすくすればいいのに絶対にしない」ということだ。


こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。