2024/07/14 あたしゃ悪くないからね!

お世話になっております。今日も漫才大行進があります。

12:50から出番がある。ただ、今週は一度もウーバーをやれていなかったので、10時からちょいとウーバーをやる。昨日、出番を終えただけでふらついてしまったから、ウーバーをやるのはちょっと怖い。怖いけども、やらなければ生活ができませんからね。

先日までは気温が36℃を超える恐ろしい時期があったが、その時と比べれば涼しい。これはまだ私に神が味方してくださっていると感じる。おお神よ。
きりの良いところで東洋館へ向かう。12:20頃に到着してしまった。
今日の漫才大行進は12:40からの10分間が時間調整となっているから、もっと早く着いておくつもりだったが、まあ仕方ない。

12:30からはパワーステアリングさんがお出番である。パワーステアリングさんは漫才協会に入ったばかりである。そのため、時間調整で15分というのはさすがに難しかろう、であれば我々がやるっきゃないかとなる。
パワステさんと時間調整についてお話しする。パワステさんとしてはやっぱり10分以上やるのは初めてで、難しいかもしれないとのこと。そうであれば、方法としては我々とその次の もりあきのりさんで調整をしてしまえばいいか。でも、経験としていつかは15分やらないといけない日は来るからチャレンジしてほしい気持ちだ。
パワステさんには頑張ってみてもらって、それでも余ってしまえば我々も長めにやって、もりあきのりさんと協力して調整するのがベストか。

と、ここで怪しいのが田川くんだ。パワステさんが長い時間漫才をやるのに不安がっているところに先輩風をちょっと吹かせる。「いいよいいよ、おれたちが調整やっちゃうから、ためしにやってみて」という。
いや、無理だろ、と私は思っていた。どう考えてもいまやれるネタは15分がマックスで、それ以上やることになったらさすがに困る。ただ田川くんは先輩風を吹かす。かんべんしてくれ~~~。

パワステさんは12分ほどで舞台を降りてきてしまった。やばい無理である。18分・・・。あたまをフル回転する。
頭の中で考える
「自己紹介」→4分
「今日の出演者の話(ちょっと失礼ネタ)」2分
「新札が流通開始」→2分
「東京都知事選」→10分

これでなんとかなるかしら。うん。やろう。と舞台に上がってみる。
よし、自己紹介などで何とか予定通りに5,6分経った。予定通りだ。ここで私が「新札の話」をふろうとしたところで、田川くんが「いやー都知事選があったじゃないですか。」
ふぁあああああく!予定がくずれた。まずい・・・・。
この時点でまず「新札」の話分で2分が空中に浮いてしまった。それに加えて、この「都知事選」のネタは都知事選の話の前段階のボケ、ツッコミで2分ほどあったのだ。そして、最初のここでのやりとりがこの漫才のオチになるのだ。18分中の4分が空中に飛んだうえ、漫才の大オチも姿が消し飛んだ状態で漫才を進めていく。
田川くんはそれを思い出したのか「都知事選ふふっねえあったでしょw」とちょっと笑っていた。笑い事じゃないよ。

やばい。18分をやることは無理である。オチを考えながら、口ではボケてツッコんでをやる。これはプロの技である。よしなんとかオチっぽいことを思いついた。
それを言って今日はおしまいにしよう。とオチを言う。
田川くんは「そんなことないだろ。それだと○○になっちゃうだろ。ねえ変ですよねえ。」
私はもう何も考えていない。残りなんとか3分くらいだからもう終わろうぜ。もりあきのりさんにつなげればいいんだよ。と思っているが田川くんは黙っている。いや、まだ続けるならなにか喋りなさいよ。

私はもうたまらず「もう言うことないよ」と言う。田川くんは「なんだよお前!そんなこと言うなよ!まだ時間あるだろ!」
いや、お客様から見れば私がネタを時間いっぱいぶん考えて来ていない、最悪の人間と思われていることだろう。それが彼のやり方である。
そんなことはない。田川くんの先輩風を満たしてあげるために直前でネタの構成を変えて、それをやろうとしたら4分ネタを飛ばされて、私はとんでもなく頑張ったのだ。でも、お客様から見れば私が悪い。恐ろしい世界ですよ。

その後はどうやって落としたんだっけ・・・。そうそう苦し紛れに大声で、もりあきのりさんの前口上をやって終わったのだ。もりさん、失礼いたしました。

いやあさすがに疲れましたね。頭がフル回転である。とりあえず東洋館はこれくらいにする。
続いてウーバーを行う。ウーバーをやっていれば15時くらいにはもう疲れ切ってしまった。頭も痛くなってきた。これではさすがに運転は危ないと判断した。今日はこれくらいで終わりましょう。

16時頃に帰宅した。晩御飯を作るのもしんどいので、なにか食べに行こう。最近野菜が不足している気がしたから、鳥貴族に行ってキャベツを食べまくることにした。私が席に着いたあとも、どんどん人々がやってくる。次の人からはお席1時間ですと言われていた。かわいそう。
6人組の女の子は席が無いと言われたが「4人掛けでもいいからお願い~しゃっちょ~ん」と夢グループのような猫なで声で4人席に行っていた。これはまあすぐに帰ろうと思い、会計をやれば、外まで人が並んでいた。
鳥貴族、儲かっているなあ。

今日面白いと思ったことは「今日いらしたお客様へ、悪いのは田川くんですからお間違いなく。」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。