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クオリティがイマイチな那須ハイランドパークが、今、なぜV字回復しているのか。

今日我が家は、栃木県那須市にある那須ハイランドパークに行って来た。キャバリアランド2023に参加するためだ。

キャバリアとは犬の犬種で、正確にはキャバリアキングチャールズスパニエル。同じ犬種とその飼い主が一堂に会して、出店で買い物をしたり、一緒にアトラクションに乗ったりするイベントだ。年に2回ほど実施していて、今回も我が家は東京から参加していた。

那須ハイランドパークのテーマパークとしてのクオリティは正直厳しいものがある。。
アトラクションや食事、ショップ、園内の雰囲気や清潔感など、ありとあらゆる点において正直イマイチだ。。。ディズニーやUSJはそのクオリティを保つために、相当な試行錯誤とコストを投下してるんだなと、改めて感じてしまう。。。

しかし、この那須ハイランドパークだが2016年以降に日本駐車場開発という、駐車場やスキー場を運営する会社が買収していて、それ以降、営業黒字化しているのだ。

黒字化できている理由の一つは、確実にお金を落とすユーザーに対して、泥臭くイベント企画しているからだと感じた。

今日参加したキャバリアランドだが、毎度思うのだが、参加者の熱気が半端ない。自分の犬を我が子のように溺愛していて、犬のグッズやご飯、ファッションに惜しみなくお金を落とす方々ばかりなのだ。

あと今日同時に、合コン企画も開催されてた。恋人を探す若い男女が、はるばる那須市まで足を運んで、マッチングするための企画を楽しんでいた。この広大な土地をフル活用するので、もはや街コンのようだった。

調べてみると他にも、全国からコスプレイヤーを集めた企画もやっていて、園内の非日常的な建物を背景とした写真撮影会場として開放していた。

このように集めるターゲットを定めて、泥臭くイベントを企画しているのだ。

那須ハイランドパークの敷地は約15万坪を誇り、東日本最大級の敷地面積のようだ。その強みを最大限に活かせる運営に変わりつつあるようだ。

ディズニーやサンリオなど強烈なコンセプトが明確にあるテーマパーク以外は、このように、テーマを流動的にカスタマイズしていくのが良いのだろう。

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