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複数経路がある際、モンスターを足止めしていい場合とダメな場合

今週気付いたモンスター移動ルール

一番左のモンスター(薄黄色M)が移動2、射程1。キャラクター(青1)とほかのモンスター(赤色M)が画像のようにいる場合、薄黄色Mは2か所の黄色Mどちらに行くかプレイヤーが選べる(その場に留まることはできない)
物標(緑色ヘクス)の下ヘクスにいる黄色Mが移動2、射程1。キャラクター(青5)とほかのモンスター(赤色M)、困難地形(紫色ヘクス)が画像のようにある場合、黄色Mはその場に留まるも含めた3か所のいずれかに行くことをプレイヤーが選べる

 モンスターの移動先を教えてくれる便利なアプリ「Gloomhaven Monster Mover」をちょくちょく使ってます。自分の判断に自身がないときは状況を入力して移動力や射程を入力すれば正解がわかります(このアプリが100%正しいかどうかまでは保証できませんが)。
 そのアプリに前述した2パターンの状況を入力したところ、前者ではその場に留まることはできず、後者ではその場に留まってOKという答になりました。最初はなぜそんな違いが出るのかわからなかったのですが、ルール説明書を読み返して考えたところようやく納得できる答が見つかりました。

「狙いの決定」とは「狙いの敵コマ」と「攻撃候補地点」を決めること

 獅子のあぎとルール説明書p26「モンスターの手番」は何度も読んで理解していたつもりですが、自分の中でちゃんと消化できていなかったようです。特に「狙いの決定」はその名称から「攻撃対象のキャラクターを決める手順」と思い込んでおりました(正しいルールでやっているときもあったと思いますが、油断すると「狙いの決定」という名称に引っ張られて間違えます)。
 ルール説明書をちゃんと読めば、「狙いの決定」手順で決めることは「狙いの敵コマ」と「攻撃候補地点」を決めることだと書いてあります。そしてこのタイミングで複数の「攻撃候補地点」がある場合は、どこに向かうかをプレイヤーが1つ選びます。
 そして次の「モンスターの能力(移動、攻撃、その他)の実行」では、今いる地点よりも「攻撃候補地点」へ近づいているヘクスへ強制的に移動します。

 この画像の場合、狙いの敵コマは青1しかいません。攻撃候補地点は3ヘクスで到達できるAの2か所です。この時点でどちらに行くかをプレイヤーは決定。上のAを選んだとしたら、今いるヘクスよりも上のAに近づける上の黄色Mへ移動します。
 ルール説明書に「各1ヘクスの移動において、移動後に攻撃候補地点により近づいていること」と記載されているのですが、これを私は押出し、牽引時の判定と同じように「必ず近づく移動しかできない」と勘違いをしていました。画像の場合、1ヘクス単位でみると上の黄色Mへたどり着くまでに同距離移動(攻撃候補地点までのヘクス数が3→3→2か3→2→2のどちらかになる)が挟まるのでNGだと長らく思っていたのですが間違っていたようです。

「攻撃候補地点」を選んだ結果、敵が動かない場合はルール上問題なし

 こちらの画像の場合、上矢印で示した真ん中の黄色Mの攻撃候補地点は3か所あります(どれも4ヘクスの距離。紫色は困難地形で2ヘクス分)。Aを選べば右回りのルートで2ヘクス移動とわかりやすいです。Bを選ぶと移動2では目の前にいる赤色Mが邪魔で進めないため動かずにそのヘクスに留まります。Cを選んだ場合、左下の困難地形へ進むとCまで3ヘクスの距離に近づけるため、遠回りでもそちらに進むことになります。

モンスターの移動ルールは難しいので自信がないならアプリを使いましょう

 グルームヘイヴン完全日本語版を購入して今年の12月で丸3年になりますが、いまだにモンスターの移動ルールを把握しておりませんでした。恐らくグルームヘイヴンを遊ぶうえで一番厄介な部分だと思います。自信がない場合は前述したアプリを使ってみてはいかがでしょうか。処理が重いのか、低スペックなPCやスマホだと動作が不安定なのは難点ですが。

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