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獅子のあぎと高難易度ソロプレイ攻略08

注:本記事には『獅子のあぎと』シナリオ9終了時点(かつキャラクターレベル4)までの戦略、戦術面でのネタバレが含まれています。シナリオ的なネタバレは避けますが、戦略、戦術面とシナリオが合致していた場合は多少触れることもあります。また『グルームヘイヴン』の基本ルールについても触れる可能性があります。

プレイ方針(レギュレーション)

  • 難易度「逢魔」(通常難易度よりシナリオレベル+2)

  • 一人で4キャラクター操作(ルール上の最大人数)

  • ルール上で提示されていない情報は見ない(ネタバレ禁止)

  • 本家のソロルール導入(モンスターレベルと罠ダメージを1ずつ上げる)

  • シナリオ敗北時は何も獲得せずにシナリオ冒頭からやりなおし

  • 獲得可能な宝箱の略取に失敗したら冒頭からやりなおし

※プレイ方針の解説は「獅子のあぎと高難易度ソロプレイ攻略01」で行っています。

シナリオ9(モンスターレベル5。キャラクターレベル4)。準備:機動力重視で新たな狂信者を出現させない

 新たな能力を持つボスとの戦い。具体的な特別ルールはシナリオ冊子を確認していただきたいのですが、よくある疑問点を調べてまとめました。

シナリオ9のよくある疑問点

  • 狂信者撃破後、旧貨幣トークンを(あるなら本命印も)落とした上で台座が残る

  • 台座があるヘクスは「コマがあるとみなさない」ため、ほかのコマの通過・停止が可能

  • 同時に「空であるとみなさない」ため、「空ヘクス」を対象にした能力や効果の対象にならない(罠の設置など)

  • 台座があるヘクスにほかのコマがいる状態で復活した場合、最も近い空ヘクスに復活

  • 生ける屍者は発生したラウンドでは行動しない(特別ルールに記載)

  • 生ける屍者撃破時も旧貨幣トークンを落とす(台座はなくなる)

 ※下記スレッド参照

 これを踏まえてシナリオを攻略する流れを考えました。

  1. 狂信者を1体も倒さずに扉をすべて開ける(狂信者台座の出現を抑制)

  2. 狂信者をできるだけ手前の部屋で撃破する(生ける屍者が奥の部屋へ辿りつくまでの時間を稼ぐ)

  3. 2を行いながら全員で奥の部屋へ向かう(生ける屍者から逃げる)

  4. ボスの特殊アクション2は、できるだけ台座のない部屋へ誘導して受ける(生ける屍者復活までの時間を稼ぐ)

  5. 生ける屍者を無視してボスを倒す

 狂信者が増えるほど難易度が上がっていくため、扉を素早く開けて敵の出現数を減らします(このシナリオでは最大5体も減ります!)。適任なのは「移動値2倍」と「移動4。火元素消費で移動+2」と「アイテム:飛翼靴」を組み合わせれば、2ラウンド目にすべての扉を開けられるデモリショニストだと判断しました(TwitterやBGGを見た感じ、この作戦を採用する人が少ないのがちょっと気になりましたが。バグ技みたいなずるい攻略法と思ってる人が多いのだろうか?)。
 レッド・ガードは前進していつも通りのコンボを狙い、残り2人は強制移動などで狂信者に罠を踏ませつつ安全な道を作ってどんどん前進します。そのため持ち込む能力カードは移動値重視。狂信者を手前の部屋で倒してから奥の部屋へ急いで移動すれば、復活した生ける屍者は移動値が少ないので奥の部屋へ来るまでの時間を稼げます。
 それと開いている扉はどの部屋にも属さないため、ボスが特殊アクション2を行う際に扉へ誘導できれば誰も復活されません。それを行うためにはボスの能力カードを見てから移動する必要があるので、行動順位が早めのカードも多めにしておきたいです(ただし特殊アクション2の行動順位はすべて10番台とメチャクチャ早い)。この辺りを踏まえてじっくり能力カードとアイテムを吟味してシナリオスタート。

実践:罠で敵の進軍を遅延させる

 序盤は概ね事前の予想通りに動けて3ラウンド目に「狂信者」4体撃破。そして5ラウンド目に「狂信者」は完全にいなくなり、「生ける屍者」は3体復活済みという状況に。デモリショニストの罠で奥の部屋の扉付近に罠を作り、敵の進行ルートを迂回させて時間を稼ぎつつ、奥の部屋でボス戦の準備を行います。

左の扉ヘクスから上の扉ヘクスへ行くのに必要な移動値が、罠がない状態と比べて2ヘクス多くなっています。さらに通路が狭くなっているため、敵を各個撃破しやすいというメリットもあります

 そしてボスとの戦いがようやくスタートしたかと思ったくらいで、ボスが特殊アクション1によって一番離れている最初の部屋の台座隣接ヘクスへ跳躍してしまいました。残る台座は2個。これらが復活しない限り、特殊アクション1の時はボスが奥の部屋から大きく離れてしまいます。もしメチャクチャ運が悪くてこのあと特殊アクション1が全然出ず、通常移動でボスがようやく奥の部屋へたどり着いたと思ったら、特殊アクション1で最初の部屋に戻る。なんてことを繰り返されたら手札枚数的にクリア不能になる可能性もあるかなと、少し心配になりました。

ボス(レベル5)の移動値は5なので3回目の移動でようやく奥の部屋の中央に辿りつきます。このケースは事前準備時には想定していませんでした

 とはいえ、既に「生ける屍者」が目前に迫っている状況だったので、そちらの対処に全力を尽くせるという意味ではボスの跳躍は好都合だったのかもしれません。気絶や武装解除で時間を稼ぎつつ、このシナリオで初の大休息を行って寿命を延ばしながら「生ける屍者」を撃退し続けました。

3ラウンド後にボスが奥の部屋へ到着。途中で特殊アクション1によって「生ける屍者(通常)」を復活させていました。そして次のラウンドは特殊アクション1で最初の部屋へ跳躍が確定。これがもう一度続くと厳しいので、跳躍する前にボスへできるだけダメージを与えて残りライフ29
これで「生ける屍者」は全員復活。あとは特殊アクション1が早めに出てくれることを祈るのみ
次のラウンドで特殊アクション1が出て、ボスがすぐに帰ってきてくれました。

 ボスが牛歩で時間を稼がなくてよかった。もしこれが非対称対戦ゲームでそういう作戦をとられてたら負けていたよ……。あとはボスに攻撃を集中すればよし。このシナリオではボスに付与した毒と流血が除去されないので、早めに付与しておくとだいぶ楽になります。

16ラウンド目終了時点でボスを瀕死に追い込めたので、ここからは稼ぎプレイに変更

 途中で最悪の事態を想像しましたが、終盤には稼ぎプレイをする余裕もありました。最終的に「生ける屍者」は5体倒し、旧貨幣は11枚回収(1枚だけ回収失敗)。18ラウンド目でシナリオ完遂です。

自分のプレイスタイルについて

 私のプレイスタイルは「勝敗は戦う前に決まってる」なので、準備の時間の方が長いです(4キャラクター分の能力カードとアイテムの選定。さらに序盤の動きも考えておきます)。ゲームに集中せずに食事時間や空き時間に少しずつ考えているせいでもありますが、1夜で終わらないことも多いです。実際にゲームを初めてしまえば、そこまで時間はかかりません(とはいえ難易度逢魔なので2、3時間はかかりますが)。
 セクション分割がなくても扉の先をできるだけ見ないでプレイするスタイルの方もいるようで、そちらの「何が起こるかわからない」遊び方もおもしろそうですが、そちらの要素はフロストヘイヴンで強化されているっぽいので、今はこのプレイスタイルを続けようと思います。

シナリオ完遂後に旧貨幣をゴールド化して追加経験点も含んだ結果(シナリオ報酬は含まず)。 戦闘任務4キャラクター成功。イベント4下選択。全員レベル4のまま。デモリショニストのみ特典5→6


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