【個人的注目編】Bandcampで買った/聴いた、2022年のCrossbreed系楽曲

前置き

こちらは【主要レーベル編】の続きです。

こんなnoteを読もうとしてる時点で読者側も両足ズブズブだと思うので、色んな前提すっ飛ばして長文上等・お気持ち全開で振り返っていきます。

どうやってその曲 (アーティスト、レーベル) に辿り着いたかの経緯なんかにも触れていけるといいですね。
ただ「2022年に新しく出会ったレーベル」みたいなことではなくて、
何かのきっかけで以前からフォローしていたレーベルからの新着通知をチェックして知った曲、という感じで捉えてください。

あと1つ断っておくと、
「Crossbreedにゆかりのあるアーティスト・レーベルの、別にCrossbreedっぽくはない曲」なんかも多分に含まれることをご了承ください。
どれもカッコいい曲ばかりなので、いい機会だと思って是非聴いてみてね。
(同様に「めっちゃいいDnBだけどCrossbreedとの接点は特に無いので意図的に外した」みたいなフィルターもかかっているものだと思ってください)

チャリティーアルバムのご紹介

リリースされるに至った背景は明るいものではないかもしれませんが、Crossbreedリスナーにも勧めたい曲の収録されたアルバムのご紹介です。

Together with Ukraine

今をときめくDnB界のプリンセスgyrofieldの超エクスペリメンタルな一曲 Gutenberg が収録されています。
彼女のDJ Setを目聡くチェックしてきた人ならリリースを心待ちにしていたかもしれませんが、ここでのお披露目となりました。買いましょう。

gyrofieldは偶然見かけたBlackoutのYoutubeチャンネルに上がっていた Fallen In Deepのサムネ に釣られたのがきっかけで知って以来、そのサウンドの虜です。
フレッシュなアーティストやレーベルが好きって性格なのもあるけどね。

The Anti​-​Imperialism Schism

MathlovskyやDolphinといった名前も見える中、今年一面白いCrossbreed枠は Seppa - Fat Hands かもしれません。
あまりにユニークすぎるスネアの配置に、ノーヒントならWavolizerか?って思っちゃう人も居そうですね。買いましょう。

リリース元のGrey Metaは、どっかのメーリングリスト経由だと思うんですが1作目が出る時のニュースレターがいきなり届いて知った・・・ような記憶があります。
TechnoからDnBまで幅広くリリースされているレーベルです。

FLOODLIGHT: DNB AID FOR PAKISTAN

Crossbreedらしさで言うと若干外れてくるんですが、購入したチャリティーアルバムという括りでご紹介しました。
これからDnB掘ってみたいなって方を全93曲の十分すぎるボリュームでお出迎えしてくれます。買いましょう。

Together with Ukraineを購入したことでメーリングリストにも登録されていて、寄付額の報告と合わせてこのアルバムの存在も知らせてくれていました。

主要レーベル編には載せなかったリリース

Crossbreedっぽさは感じられるものの2022年のリリースが少なすぎて外した所や、
主要と呼べるほど認知されてるのか分からない所などをここで紹介します。
Genoshaは1枚だけなのに載せてただろって?Genoshaだからだよ。

Khaos Engine & Mykoz - Balance (Karnage Records)

激重Hardcoreでありながら、刻みまくったビートが文字通り絶妙なバランスで繰り出される Balance は癖になる一品。

Tarek - Cotard Delusion EP (Nightcode Recordings)

PezutekとJeikoreが運営するスペインのレーベルNightcode Recordingsより、
スネア乱れ撃ちなDnB 3曲を収録したEP。Sir Vilhelm がここすきポイント。

Nightcodeは1作目が eRReのEP なんですよね。それを何処かから嗅ぎつけてフォローしたんだったと思います。

Artheist - Illusions EP (Nightcode Recordings)

Nightcodeからもう1作。
ちょっとHardcoreに寄りすぎな気もしますが表題曲 Illusions がなかなかにツボなのでご紹介です。
Artheistは PrototypesのYoutubeに上がってたFree DLの曲 で知ってから目を付けています。確か。違うかもしれねえ。

Amex - Halfbar LP (Perkussiv)

ハードコア・テクノ・ガイドブック インダストリアル編によると
TechnoidがCrossbreedの源流の1つとも書かれていましたが、そんなTechnoidのレーベルPerkussivより。
KalumPerknado が特にお気に入りです。

確か一時期Dyslexiaにハマってdigしてた時に 流れ着いた ・・・ような気もするし違う気もする。
発端がDyslexiaなら Free BPM Organizationからのリリース 辺りも同時期に辿り着いてそうなもんだけど、購入履歴的にその時期とは外れてるんだよなあ。こうして全部忘れる。

Multiriddim - Rise From The Ashes (Big Riddim Recordings)

2022年にNagatoの新曲が出るだなんて微塵も思ってなかったし、
注目アーティストNoisecrewの新曲は合作相手のInerpois & Backupの作風にだいぶ食われてる。Protopandaに入ってる曲 は良かったぞ。
Stonerice - Everything のDarkstep × Technoid感がとても好み。

Big Riddimの初見はHard DnB掘り始めの頃にエンカウントした これこれ だった気がする。
レーベルオーナーのW.P.L.は今やビッグネームとなったShadow Sectとしても知られ、INNOVATEというパーティにThe Anunnakiと二人揃って来日もしていましたね。打ち上げで四文屋に連れて行くという珍事も発生。

Billain - Lands Unbreached (Renraku)

開幕を飾る Breach はTasha Baxterの歌声も相まって Ukrboy にも似た現代版哀愁系ドコドコDnBの代表曲にしたいですね。
後は NEWGROOVEORDER の多動っぷりがヤバすぎる。

V.A. - Redpill Remixed (Blackout Music)

Neurofunkの重要レーベルBlackoutからリリースされた、Redpillの過去曲のリミックスアルバム。
Crossbreed勢にも馴染み深い名前で言うと On Fire (Current Value Remix) でしょうか。
Skullstep作っていたころの作風が恋しい人も少なくないかと思いますが、職人技とも言える音作りに加えて後半の四つ打ち要素など、クオリティは言わずもがな。

VIOLENCE - OPUS I Remixed

メタルバンドVIOLENCEのリミックスアルバム。
PythiusやHellfish、Loop Stepwalkerといった面々を招致しており、DnBやHardcoreのリスナーにも勧められる1枚です。
手に取ったきっかけでもある My Fate (Counterstrike Remix) はもちろん、The Rising (XtronX Remix) も攻撃的で気に入ってます。

Tekkno Kid - No Fate (Darkstep | Implantant)

ひたすら暴力的なキックとスネアの応酬をお見舞いする No FateZicron の2曲を収録。
5周年記念のコンピ を最初に買っていたらしく、当時の嗜好を鑑みるにKryzys目当てだったのかな。そこに入っている曲が普通に良かったのでTekkno Kidもそこで認知しました。

推しから広がる出会いがある

主要レーベル編でも触れていますが、自分の中での最推しCrossbreedアーティストはThe Carnage Corpsです。
今は運営を終了しているHarder & Louder Recordingsからリリースされた Self Destruction何故か 大ハマりしたのが発端で、以降のDrumatchからのリリース (Bandcamp無いんですよね) やサンクラのFree Download 、DJ Setなどチェックしていました。

そんな彼らの新曲はRaving Panda Recordsからも出ています。

正直Youtubeチャンネルだけだと思ってた し、何なら興味無かった ので、このお陰でレーベルとして認知 & フォローしました。サンキュー。

V.A. - Hell Division // Death March

まず1つ目はコンピへの参加。
先述のDrumatchでもお馴染みのHard DnB / TechnoidデュオDykman & Dekelや Zoobass のオーナー (だったと思う) Defractureなどが名を連ねる中、
ダントツで好きな1曲は・・・GoreBug - A Lotta Damage です!

あんだけ持ち上げてThe Carnage Corpsじゃないのかよ、って思った方。
聴いて貰えれば分かると思うんですけど、GoreBug得意のHard DnBを正統進化させたような内容でメチャクチャ完成度高いんです。
自信を持ってお勧めできます。

The Carnage Corps - Deathwish EP

2つ目。ソロEPも出してます!
主要レーベル編ではThe Othercideをアンセムだと言いましたが、それに匹敵するポテンシャルが Deathwish にはあるということを伝えたい。
トラディショナルドンパン構成の Black Hole や疾走感全開の Timeout など、推しの供給で潤った上半期でした。

以降のRaving Panda Recordsのリリースも新着通知が来るたびにチェックしていましたが、激しいNeurofunkが多い印象だったのでDnBリスナーの方も是非フォローしてみて下さい。

主要レーベル編には載せなかったリリース その2

あれだけで終わるわけないんだよなあ。だって豊作の年だったんだもの。
ということで続きやっていきます。

Hallucinator & Shadow Sect - Bring It Down (Kosen Production)

お互いヘビーなDnBを得意とするイタリアのユニット2組が手を組んだEP。
特に Goin' On はHallucinatorっぽさが前面に出ている感じしますよね。

(イタリアじゃないけど) 同じくヘビーなDnBユニットとして人気大爆発のBurr Oakのメンバーにして、
Crossbreedリスナーなら名前を知っているであろう、The ClampsのリリースもKosen Productionから多く出ています。

Coman Dante, Peter Kurten, ME/MA - Acid Pecker / Come Closer (Yellow Stripe Recordings)

Crossbreedとは切っても切れないほど密接に関わってきたYellow Stripe、
残念ながら近年のリリース頻度はかなり控えめですが、それでも新譜はあります!
Coman Danteお得意の順当にHardなDnBが楽しめます。

[2022/12/15追記] Visceral - Lost Tapes EP (Yellow Stripe Recordings)

DarkstepやHardcoreを書く (そして 合体させた曲 も書く) VisceralのEPが、同じくYellow Stripeから。もう主要レーベル編に移していい気がする。
1, 2曲目からのダークで激しいDnBの流れを崩さずにHardcoreのキックをプラスした Wicker Man に彼の魅力が詰まっています。

ちなみにBandcamp無いっぽいんですがSurvivalというレーベルから出ている Panic Room も今年リリースですね。こちらもイチオシ。

MODUN - MODUN EP (Darkbass Records)

割合的にはDnB成分の方が多いんですが、3曲目 Tech にHardcoreの音でDnBを作るタイプのCrossbreedの予兆が見られたのでピックアップ。

少なくともレーベルをフォローしていて、新着通知のチェック中にウィッシュリストに入れていたEPの筈ですが、肝心のどうやってフォローし出したのかは全く記憶にございません。

Counterstrike - Time Dilation EP (Algorythm)

俺達が欲しているHardなDnB、やっぱりCounterstrikeでしょ。
Crossbreedリスナーには Spatial Divergence と Time Dilation がオススメですが、マジで作風が一切ブレなくて安心できる。

Gein & Smyla - Invaderz / Skinbag (Jungle Syndicate Recordings)

Counterstrikeイケる人ならこっちもどうよってリコメンドです。
Invaderz の暴れたい人のためのアーメン乱れ撃ち感が楽しい。

Jungle Syndicateを知ったきっかけは Skitzaph0nic - Global Community EP です。本当に名曲。
Skitzaph0nic自体は Fractalから出たEP で一気に好きになって (実はCDで持ってます) 、それから今は亡きBattle Audioから出してた曲の良さを再認識したんじゃなかったかな。それだけに最近全然見かけなくなって寂しい。

Theezer - Landing EP (Shell Shock Recordings)

元々Neurofunk中心だったのが ある時 を境にHardcoreも出していくぜって言い出して、でも今のところDnBのリリースの方がまだ大半を占めているレーベルShell Shockより。
このEPも基本DnBなんですが、4曲目 Revenge のブレイク明けに四つ打ちドラムン風味な展開を感じてちょっと嬉しくなった。

Facebookの何かのファンコミュニティで宣伝されてたEPを聴いてフォローし始めたはず。これ じゃなかったかな。

Daredevils - First Shot EP (Hard Division Records)

コンセプトの1つにCrossbreedを掲げる、2022年設立の新生レーベルHard Division Recordsより。要チェック。
Daredevilsは Exode Records なんかで名前を見たって人も居るかも。
主要レーベル編でも紹介した666との合作 First Shot など Hardcoreじゃねって思うけど 勢いを感じさせる曲に負けないように進化していって欲しい。

どうやってこのレーベル見つけたかはもう忘れた (五体投地)

V.A. - Core In Acid 001- The Beginning​.​.​. (Core In One Recordings)

いくらなんでも普通のHardcoreかなって気はしますが、比較的若いレーベルだと思うのでフォローだけでもしておいて損は無いかなと。
BPM的には SEVERE CATALEPSY とかをCrossbreedと混ぜると楽しそうですね。
俺がどうやってこのレーベル知ったのか分かる人居たら教えてください。

Hardez - Good and Evil (Enzyme Records)

名門Enzymeから度々リリースしているHardezの新曲。
かなり特徴あるIndustrial Hardcoreを書く印象がありますが、Artheistとの合作 Shadowsoul のCrossbreedっぷりに驚き。こういうのもっとくれ。

Dustrializer - The Pain of Passion (Industrial Strength)

Dark. Descent.からのリリース を最初に聴いたので暗い・遅い曲を書く人なのかなって思っていましたが、
今では割とアッパーなHardcoreのプロデューサーとして認識してます。
このアルバムでは Adrenaline Rush にCrossbreedとの親和性を感じ・・・ちょっと派手すぎるかなー。どう思う?恰好良ければいいか。

四つ打ちドラムン ≒ Crossbreed?

ジャンル観の話をしようとか、そういうつもりは全くありません。
単に「Crossbreedリスナーが選ぶ、良かった四つ打ちドラムン」程度に捉えて頂ければと。平和に行こうや。
(4x4 DnBって言い方をすることもある・・・らしい?この辺あんま詳しくないけど何を指しているのかが伝わればいいと思います)

さてこの両者、親和性は非常に高いと感じています。
四つ打ちドラムンのムーブメントは広く浸透してきていると思うので、リリースも、現場でプレイされる機会も更に増えて欲しいですね。

Icicle - Dominate (Vision Recordings)

後に出るアルバム Post のサンプラーで先行リリースされたEP。
四つ打ちドラムンの存在を知らない人は Dominate をどう解釈するんだろうってくらい、どシンプルに四つ打ちです。

自分がDnBを掘り始めるきっかけになった DIVIDID っていうレーベルがあって、そこで名前を知ったSignal (現IMANU) の来日公演を見に行った時にIcicleのことも知ったんですが、知識を付けた今もう一度見たいです。

V.A. - Unchained: The Year of The Tiger (Unchained Recordings)

ブレイク明けで四つ打ちになるレイヴィーな1曲の Kray - Oxen なんていかがでしょうか。
実はこれも5月にゲストで出させて頂いたヤツコアで流してたんですね~。

Unchained RecordingsはBass Music~DnBをカバーするレーベルです。
まあgyrofield経由なんですけど、gyrofieldのDJ Setが流れるTwitch配信を見ていたところFetusさんの曲 ( Depth だったはず) を使っていて、そこからdigして辿り着きました。

[2022/12/9追記] TROPHY - Preach EP (Unchained Recordings)

Unchained産の四つ打ちドラムンをもう1つお届け!
4曲目の Werk 、イントロで普通のDnBかなって思わせてから一生四つ打ってて面白いですね。

Niallo - Juxtaposition EP (Incurzion Audio)

2曲目の Physical が衝撃的なキモさの四つ打ちドラムン。誉め言葉です。

Incurzion Audioを知ったきっかけは何だったかな~。
Incurzion Opticsの 15番16番 を同時期に買ったのが最初っぽいので、名前知ってたFortitudeのEPを先に見つけたのかも。いや全然分からん。

Torn - 47028 (47)

四つ打ちが含まれるのは Ferrum Wood (のブレイク明け (の一部)) ですが、ドス黒い雰囲気とも相まってHardに展開していくシチュエーションと非常に合いそうです。Grief もカッコいい。

Bandcampって「自分が買ったアルバムを買っているFF外ユーザ」もフィードで上がってくるんですが、そこで目を付けた人のコレクションからこのEPに辿り着きました。砂漠の人ではないです。
サポーター欄、気付いたらネームド兄貴として認識していって暗黙のコミュニティが形成されていく感じが面白いですよね。

Caster - Shadowblade (Monstercat)

何かのDJ Setで使われていたのをShazamして辿り着いたはず。
HardcoreやCrossbreedから純DnBへシフトする際の潤滑剤としても一役買ってくれそうですね。

Notequal - Dusted EP (Hanzom Music)

3曲目の Oasis で四つ打ってる。
他の曲もNeurofunkリスナーにお勧めしたい1枚です。Sunburn よく使う。

Notequalは後述のSinful Mazeでハマったアーティストなんですが、
じゃあこのEPのリリース元Hanzom Musicはと言うと Shadow Sect経由 で知ったんだったと思います。
ただ知りたての頃には確かBandcampストアが無く、そのため (これを含む) かなり最近のリリースまでJuno Downloadで買ってました。

Seppa - Touched Out (Mutant Bass Records)

GelHow Far You Gonna Go (Hurtdeer Remix) 辺りが四つ打ちドラムン・・・と言っていいのかな。もはや違うジャンルなんじゃないかとも思えてくる。
気の触れたDnB / Jungleのアルバムとしても楽しめる内容です。

先ほどのGrey MetaのアルバムでSeppaを知っていたところに、GHzのブログでこのアルバムが紹介されていて飛びつきました。

Sinful Mazeに触れておきたい

先に断っておきますが、Sinful Mazeは (いわば普通の) DnBのレーベルです。
しかしながらハードさを備えた曲も幾つか出ているので、せっかくの機会。少しだけご紹介します。
まあそれは建前で、本音は推しレーベルの話を書き散らしたいだけです。

元はと言えばSLWDWNっていうアーティストが気になってdigしていた時に Sinful Mazeからのリリース を見つけて、そんで旧譜が全部好みだったので推しレーベルの地位を確立したという経緯があります。なので贔屓する。
国内からはChiyuさんとNoise Parfumerieさんの曲も出ています。

XAETIS - Leviathan LP

1曲目の Stop Go は聴きましたか?
こんだけスネア乱舞な曲ならCrossbreedともバッチリ合うと思います。
そのほか四つ打ちドラムンの Never Have や、純DnBとしてよくプレイする Insecurities など魅力的な曲が勢揃い。興味出てきたでしょ。

ちなみにこのXAETIS、DarkshireというDnBのフェス で普通に Barcodeから出てるDarkstep とか流してて、正体現したねってなった (8:40付近) 。

Notequal - Unforeseen EP

Notequalお得意のテクニカルなDnBが味わえるEP。
Crossbreedとはまた異なる方向で狂ったDnBという感じの Desolation Edge のインパクトは十分。
Delayed Sorrows も175で早回しすれば意外と噛み合ったりして。

今となっては脳内Tier上位のNotequalですがSinful Mazeが無ければ出会えなかったかもしれません。他のレーベルからも出してはいますが、尖り度が違う気がする。

V.A. - Outer Operators LP

秋に出たコンピレーションアルバム。
Noise Parfumerie - Mikado はHardなNeurofunk + 一転攻勢の四つ打ち地帯な感じで、是非チェックして欲しいです。

主要レーベル編には載せなかったリリース その3

二度あることは三度ある。
読むのに疲れたら休憩してくださいね。書くのはマジで疲れた。

Bloodypain - Nightmare on Elm Street (Chuffin Noise)

3曲目の Madness 、Sa†an - First Blood のキックとスネアまんまじゃね?
サンプルパックに入ってたりするのかな。

KIK'S - A TASTE OF WHAT'S TO COME (ION Recordings)

実に3年振りとなるION Recordingsのニューリリース。
全体的に普通にカッコいいNeurofunkな印象ですが Crank Up! がトリッキーさも感じられて良いですね。

多分Brainpainの曲を探してて 行き当たった レーベルのはずです。

Cement Tea - Oxymoron [Remixes] ("No sleep till bedtime…")

Oyxmoron (Original Mix) はHardtechno要素を感じるCrossbreedといった内容。ガッツリ踊れそうです。

この 名前長い レーベル、最初に買ったのが これこれ っぽいので、たぶんCement Tea繋がりでフォローし始めてますね。

Gancher & Ruin - RockinRolla (FiXT)

Crossbreedヘッズならご存じGancher & Ruin。
近年は 激シャバ Neurofunkのリリースが中心ですが、唐突にHardcore要素をチラ見せしてくる曲もちょいちょいあります。
そっちメインのやつも偶には書いて欲しいよね~。

V.A. - We Are Products 5 (KRYTIKA Productions)

HardでDarkなDnBを中心にリリースするKRYTIKA Productionsが放つFree DLのコンピレーション。
Darkstepらしさでは Fragile InsectsAzovstalWendigo
Technoidっぽい所だと TransitUniversal Pattern
Crossbreed勢には MilitechDamage Report と聴きごたえ抜群。
K-Teck かなり久々に名前を見かけた気がする。

先輩であり、志を共にする仲でもあるMATSUDAさんに直接教えてもらったか、あるいは履歴を貰って自分でdigしたかは思い出せないんですが、
Sinistra の曲を探していて 出てきた のがきっかけだったはず。

Inerpois x Backup - Tsunami EP (Metafiziq)

Big Riddimのコンピに引き続きInerpois x BackupとNoisecrewの合作 Scream Of Darkness が登場。やっぱり食われてる。
Inerpois流のTechnoidを味わいたい方に。

Metafiziqも馴れ初め思い出せない側だけど、逆にCrossbreedとかTechnoid掘ってたら自然と行き着かないですか?

Sensimo - DS26 (Darkstep)

Terror & Chaos みたいな正統派Darkstepって今や貴重ですよね。
20番 にDJ Hiddenの曲が入っているんですが、それ経由で知ったというのが最も有力な説です (他人事)

Blockdata - Entropy (Ohm Resistance)

超HardなNeurofunkをプロデュースし続けてくれるBlockdata待望のアルバム。
EntropyMass Driver はBlockdataらしいアグレッシブな仕上がり。
Outer Shell みたいなHalftimeにもその特徴が発揮されています。

少なくとも最初に買ったOhm Resistanceのリリースは Gore Techのアルバム でした。GHzか何かで紹介を見たのかな?
Blockdataの初見は Crossbreedだった ものの、ほかにCrossbreedっぽい曲を見かけてはいないんですが、普通にDnBのアーティストとして追い続けています。

V.A. - Raoul Remixes (Dark Impact Records)

Dark Impactは暗くて遅いHardcore中心のレーベルと認知していましたが、リミックス集ともなれば異なるスタイルの曲が入っていてもおかしくない。
そして実際に入っている。Always In The Hell (Chronicman Remix) 、Crossbreedしてます。

レーベルの存在自体は何でか前から知っていたはずなんですが、遡ってみると曲を買ったのは The Ghost ChasersのEP が初めてのようでした。
稀にこういう速くて軽快な曲が出てくるから油断ならない。

Salander - Haxium EP (sonicterror records)

HaxiumTentakill でかっちょいいDnBのEPなのかなと思わせてからの、
4曲目の Wreckoning がHardcoreとDnBの秀逸な配分を実現したCrossbreedで椅子から転げ落ちました。一聴の価値、大いにあり。

sonicterrorは恐らくBlockdata経由で知ったレーベルですね。
でも最初に買ったと思われる これら の リリース どちらにもCooh Remixがあるので、Coohからなのかもしれん。

[2023/1/3追記] MatoX - We Can Never Stop EP (Zoobass Records)

スロバキアのレーベルZoobassからの (少し早めの) クリスマスプレゼントは直球Hard DnBのEPでした。
Thundertron が全体通してツボでしたね~。

Zoobassは確かThe Carnage Corpsの曲を探しているときに見つけた コンピレーション がファーストコンタクトだったと思います。
これに入っている Noisecrew - Fuck You がまたヤバいんだわ。

[2023/1/3追記] WARD - INDICATION EP (Broken Core Collective)

豊穣の年の締めくくりに現れた、まさしくHardcore Drum&Bassな1枚!
スネア大収穫な3曲 + Hardcoreにもアプローチした1曲という内容ですが、抜群の聴きごたえで2023年に繋げてくれました。

Broken Coreへ至った経路は忘れたけど Strider を最初に買った気がする。
あと Black Swan EP なんかは比較的DnB色を感じるけどしっかりCrossbreedみたいな感じで面白いですよ~。

国産アーメン方面

見出し1つ作っておいて言うのもなんですが、
不勉強なもので、実際のところなかなか能動的には掘れておらず。
とはいえこのnoteの趣旨は「自分が買った曲の振り返り」なので、悪しからずご了承ください。

Coretex - The Suicide Soda EP (Hong Kong Violence)

HKVからリリースを重ねる活躍に加え、国内でもAbema TVの番組でDJ Mixを披露するなど飛ぶ鳥を叩き落とす勢いのCoretexさんによるHardcoreのEP。
Coretex節全開のUK Industrialはいずれも抜群のブルータルさで、開幕の Go Hex Go からリスナーの野生を呼び覚まさせてくれます。

そして Today is Another Bombing (MIDI War VIP Remix) はMIDI Warさんによるアーメン特盛改造により破壊力を増した強力なトラックです。

WAN - SUSUKINO JUNGLIST (obake mask)

札幌の大先輩WANさんによる、全編ハードウェア1機で製作された (!) ジャングルEPです。
4曲とも現場で浴びたいクオリティに仕上がっており、個人的には Space highway がビビっと来ました。

ここまでに名前の出た方々に関連する話。
Coretexさん・MIDI Warさんらを招いて開催された Aggressive War × MATSUDARKNESS というパーティでは、
札幌サイドをMATSUDAさんが率い、Dark MatterチームとしてWANさんも出演されていました。
そんなトンデモ回に自分なんかが居合わせていたと思うと畏れ多いです。
打ち上げでWANさんが活動初期の頃 (だったかな) にSPLとかのDarkside DnBかけ倒してたみたいな話をされていて、食い入るように相槌打った思い出。

Madobe Rika - Baklava EP (Virgin Babylon Records)

載せるか結構迷った。
Vに関して自分は全く明るくないんですが、敬愛するWorld's End Girlfriend直々のリリース告知を見て手に取りました。
そりゃVBRの新譜なんだからVBRリスナーに刺さるのは当然なのよ。

Breakcoreが作風の根底にあるのかなと思いつつ、ばく が途中からDnBになるので高速Hardcoreからの転換とかで使えるかもと密かに企んでいます。
まあ今んとこ流す機会は訪れていません。

沼の最果て、個人リリース

レーベルに囚われないアーティストページから試聴・購入できる楽曲です。
ほんと何でもあるなって気がしてきますね。

Baseck - F33LIN6 24K

HardcoreとDnBの組み合わせ方最高じゃないですか?
自分の思うCrossbreedの理想形に近くて大喜びしました。

Baseckは Limewaxとの合作 で名前だけ知ってた筈ですが、アーティストページを見つけた経緯までは覚えてません。もういいだろこの流れ。

Holly - Techmacmayacon

8月5日がハードコアテクノの日として制定されているってことでリリースされたRavestep!
キャッチ―なドンパンミュージックこそ親の声より聴きましたよね。
ちなみに多分最速でプレイした

Max Shade - 2022

いやHardtechnoじゃねーか。
Max Shadeと言えばHard DnBリスナーなら一度は聞いたことのある名だと思いますが、個人ページがあるので万一に備えてフォローしておこう。

S.Murk - Circuitbreaks

キックスネア乱れ撃ちみたいなドコドコDnBや、その延長線上のCrossbreedが好きな人には是非聴いてほしいです。
Clik ClikShit My ThisGood Antiques などがマイフェイバリットハチャメチャトラック。狂う。

S.Murk は PRSPCTからのEP で名前を知った新参者なんですが、Aggression Audio のオーナーPemcyさんに激推しされてアーティストページもフォローしました。MANTLEの時じゃなかったっけ。

Slave To Society - Psychoactive EP

全Crossbreedリスナーはマジで聴いた方がいい。
Industrialを思わせる強烈なキックとスネアで繰り出すリードトラック Psychoactive に始まり、
Darkstep~Skullstep要素を OccultEoD で回収。
最後の The Void はこれこそHardcoreともDnBともつかない内容に。
大満足の1枚でした。

Slave To Societyは Agent OrangeのRemix で名前だけ知って、そのあと何かのタイミングで このEP を見かけた感じ。
ちなみに ↑ のEPでは Trope がお気に入り。こちらも是非。

以上!!

ここまで読んで頂きありがとうございました!お疲れさまでした。
本当に疲れた。二度とやらん。

しかし自分のdigを振り返るのって結構面白いですね。

ありがたいことにDJ活動も続けさせてもらっている訳ですが、
出演させて頂いているパーティのカラーや好みの移り変わり等から、やっぱりDnBをよく買ってるなって印象が強かったです。
一方で、ここまでご紹介してきた大量のCrossbreed達も概ねチェックは出来ていたのかなと。

好みに刺さるリリースやアーティスト、レーベルはありましたか?
毎年これほどのリリースがあるとも限らないジャンルではありますが、
気になった所はじゃんじゃんフォローして (フォローだけならタダですし) 、
最高!と思った楽曲を購入して、次のリリースまで応援しましょう。

そういえば自分のコレクション貼ってなかったわ。
レーベル側からの設定がない限り、基本的に非公開にしている曲とかは無いはずなので、皆さんのdigにお役立てください。

それでは。

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