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THE BOOM

2ケ月前から急にTHE BOOMを頻繁に聞くようになった。
中1中2くらいのときにメタルテープに録音してお気に入りのCDラジカセで何回も何回も繰り返し聞いていた。あのときの景色や匂いを思い出す。
高3のときには当時好きな人から限定CDを借りて、限定ケースを壊してしまった苦い思い出まで思い出した。あれは気まずかったなあ。

今でもたまにカラオケで歌う。
お気に入りは「気球に乗って」。
昔からなんか好きな歌。
僕とカラオケ行ったことある人は、
あー、よく歌ってるやつね。と割と定番の歌。
僕は歌ってるとき、歌の世界を想像しながら歌う癖があって、目をつぶって、手を広げたりして、歌いながら浸ってしまう。
昔から友達に笑われたりした。
今は子供達にまで笑われてしまう。
あっ、僕は結構な音痴です。
でも音痴だって歌いたいし、マイク離したくないし、気分に浸りたい。歌も聞いてほしい。
僕が気持ちいいんだからいいじゃない。
カラオケって気持ちよくなりにいくとこでしょ??

っていうくらい僕は自己中がブレンドされたポジティブ人間なんです。
だって告白してフラれても、フラれてからが勝負と思ってます。

そんなポジティブな僕が最近悩んでました。
人生の悩みです。
辿り着きたい場所にいくために、切り捨てた方が良いと思うことが、何故か戻ってきてしまう。
環境であったり、邪念雑念が入ってしまったり、この場所から片足が離れない。
僕がキッパリ切れないのは、僕がそうしようとしてしまってるのかもしれないが、戻ってきてしまう。「なんで、僕の足を引っ張るようなことがおこんねん」と考えてたら、「ん?なんかこの言葉最近も聞いたことあるなあ。どこで聞いたっけなあ?」と空っぽの頭の中を必死に検索。空っぽなのになかなかヒットしない。
YouTuberが話してたかな?漫画かな?知人かな?
思い出し検索を続けていくと、引っかかりました。検索結果はまさかのBOOM。しかも何度となく歌ってきたあの歌。

気球に乗って

ありったけの手持ちのゆとりや
ポケットの中のぬくもりを
ひずみきった国々に
ポツンと落としてやるのさ
要なしの人間なんているわけはないと
神様はいつも僕に言うけど
本当のところは口をつぐんで
誰も言おうとしないけど
気球に乗って ほこりになってゆられたい


今ひとつこの気球が昇っていかないのは
僕をおどらせる俗物どもが
足元にしがみついているからさ
胸いっぱい風を集めよう
名もなき同胞(とも)が抹殺されて
価値あるブルジョアが生き残るとするなら
真先に死ぬのはこの僕なのさ
僕こそ不必要なものだから
気球に乗って ほこりになってゆられたい

気流に乗って ほこりを捨ててゆられたい



そう。2番の2行目

僕をおどらせる俗物どもが
足元にしがみついているからさ

おいマジか。そのままやないか。
当時は蜘蛛の糸の話なんやろなあくらいにしか思ってなかったけど、今の僕やないか!
であれば、悩みの答えもこの歌詞の中にあるんじゃない?と探してみる。

結果は答えだらけ。
あれもこれも答えとして受けとれる。


でもわかってきた。
ブルジョワはお金のことだろう。
お金にしがみつくものだけが生き残る。
それ以外が抹殺される。
これが僕の中にもあったから片足が抜けなかったんだなあ。と実感。
さらに自分のゆとりを分け与えなさいとまで書いてある。
以前よりやりたかった世界の貧しい子供への寄付を思い出す。
これをしてこなかった理由もお金にしがみついてできなかったということがよくわかった。

お金に余裕があるわけじゃないけど、少しずつならできると思い、即登録した。

動いたら不思議とお金の執着も薄くなって、なにかのパワーがでてきた気がする。
むしろお金で子供達を助ける手助けができるなら、お金すごいやん。

歌詞は最後に
ほこりになってゆられたい。
ほこりを捨ててゆられたい。
と締められる。
これはなんとなく意味はわかるけど、まだしっかり言語化が難しい。
ブルジョワの誇りをホコリみたいに捨てて、ブルジョワからホコリのように見られても人間としての誇りを持って自由でいたい。
ということかな?
誇りとホコリの四重奏。
誇りでホコリを語る。
BOOMさん天才ですか?

改めてBOOMを違う視点から聴くと、全部の曲がスピリチュアルすぎる。
若い頃のBOOMは遠慮したように歌詞に少し混ざってる程度だけど、後期のBOOMはもう全面にスピリチュアル。遠慮なし。歌い方のクセまで神がかってきた。スピすぎる。
違うBOOMの良さを発見した。

もうあの頃のBOOMコレクションはなにも残ってない。でもAppleミュージックで検索したらすぐに聞ける。
今日もお気に入りのチャリに乗って、BOOMを聴きながら、鴨川を走りにいこう。朝が本当に気持ちがいい。


外でたらまさかの雨やん。
というオチでした。

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