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読書メモ:#9 東京改造計画

あくまで自分用の読書メモです。 なので実際の内容との相違や筆者の方との認識違いもあります。 ネタバレ含むので注意。

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政治家が世間の空気に流されてはいけない

「悪平等意識」「自己都合の政治力」で東京の資産は死んでしまっている。
有事のときこそ政治家は「正しい情報に基づいて」世間の空気に流されない決断をするべき。
(逆に今の政治家は世間の空気に乗っかって次の選挙に向けてアピールしている)
政治家は経済が止まっても給料は変わらないが、民間人はもろに影響を受ける。
科学や経済などの正しい情報をもとに自身を持ちながら強いメッセージを発することが大事。


新しい東京に必要なテーマ

[3S]スピード、スマート、スモール


経済

1、首都高の渋滞解消
 →ダイナミックプライシングの導入。混雑時は通常より500円程度割増。
 →ETCゲート撤廃。ETCは150キロのスピードでも計測できるのでゲートを設置するだけ無駄。

2、満員電車解消
 →ダイナミックプライシングの導入。企業も交通費が高くなるので在宅を推奨する。
 →自動改札機の撤廃。改札で不正をする人の割合は全体の3%。そのために改札をつくるくらいならその分きっぷの値段を3%UPしたほうがコストも掛からない。

3、現金使用禁止 
 →利便性向上、業務負荷低減だけでなく感染症対策の面でも良い。
 →レジで他の人の時間を奪う事がない。

4、メトロ、都営地下鉄民営化
 →公営の場合利益が低い。昔は民間企業の信用が低かったため新たな線路開発や車両購入に莫大費用がかかり、資金調達が難しかったが今は違う。行政は民間ができない業務をする機関で民間ができる仕事をする必要はない。
 →民営化したほうがUserにとっても利便性、サービスも向上する

5、空中権の利用
 →JRが東京駅の空中権を民間に譲渡したように、首都高など空中権を持っている場所を利用して民間に譲渡することで資金を得ることができる。
 →譲渡された民間企業は新たなビジネスチャンスを得ることができる。

6、築地豊洲市場改革案
 →昔は冷蔵技術が発達していなかったため朝にセリをおこなっていたが、今は技術が進歩しているので昼間や夜に実施することができる。観光客を読んで資金を稼ぐ事ができる。そもそも魚は少し時間を置いた方が旨味が出るものもあるので、全ての魚が捕れたて=うまいにならない。捕れたてである必要があるのは内臓系くらい、
 →わざわざ足を運んでセリをやらなくてもリモートでできるので、豊洲や築地を「巨大な保冷倉庫」として考えて、効率的に縮小したスペースで何をするのかを考える方がよい。


教育、社会保障

1、オンライン授業推進
 →できる子供は放っておいても勉強はできるので、代ゼミのようにできない子供に対して個別でフォローできるような仕組みを考えるべき。先生の仕事は「教えること」ではなく生徒の勉強習慣やモチベーションをサポートすることをメインにする。
 →紙の教科書撤廃。オンラインにすれば無駄な荷物を持たずにすむし、自然破壊もせずにすむ。
 →感染症対策にも効果的。
 →軍隊式教育から脱却し、子供のクリエイティビティをを伸ばす教育を考える。制服や無駄な朝礼などを撤廃。今の時代は自分の頭で必要なものを考えて行動する教育が必要。正解を教えるのではなく、正解を教えないで自分の頭で考える教育にシフトするべき。
一向にアップでデートしない暗記型で軍隊式の教育をしても教育レベルはどんどん世界から取り残されてしまう。

2、健康寿命を延ばす
 →歳を取ると外に出る機会が減ってボケたり身体が弱くなったりする。ジジ活、ババ活で出会いを応援することで外に出る機会も向上し脳も活性化する。仲間を増やして楽しく過ごせることで健康寿命は伸びる。



都政

1、ネット選挙の導入
 →投票所は感染症のリスクがあることはもちろん、事前や当日の準備に莫大なコストがかかる。QRなどでスマホで投票可能とすることで効率化もできるし、若者の投票率も上げる事ができる。

2、都職員への改革
 →ほとんどzoomでできる業務なので在宅メインにするべき。仕事もコンパクトになるので効率化できるし、通勤もしなくていいし都庁ビルも空くので民間に貸し出しする。何より行政が進んでテレワークを実施することで民間にも普及しやすくなる。

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