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からだ巡茶はなぜ別格なのか。

ペットボトルのお茶をよく飲んでいる。基本的に甘いものは飲まないし、カフェインに弱いのでコーヒーも選ばない、水は単調に思え、炭酸水は昔から苦手。お茶が好き。お茶がいちばんいい。無糖紅茶もあり。

で、いろいろ気分で飲んでいるが、特に好きなものがいくつかあって、2位と3位はたぶん綾鷹と伊右衛門。緑茶が好きなんだと思う。そしてどちらも実力派。あと「パッケージが緑なのがなんだか好き」もあると思う。緑茶って茶色っぽいのから緑っぽいのまである気がするのだが、緑っぽい印象のものが好きだ。爽やかな感じが強いのと、ちょっと抹茶を感じているんだと思う。フレッシュグリーンみたいなのが好きだ。

で、まあその2つは置いておいて、どうしても特別好きなお茶がある。それが「からだ巡茶」である。緑じゃない。茶色と白、あとはオレンジである(パッケージ)。だけどなんか好きだ。妙に買っちゃう。しかも最近このひとは妙に強気で170円とかすることもある。高ぇよ! でも買っちゃう、なんなんだろう?と思う。ちょっとその理由について考えたい。

味が好み‥‥まあ、そうなのである。けっこう「ああ、この味いいなあ」とよく思う。いろんなものがブレンドされた味。ちょっと豆感?みたいなのがあるのもいい‥‥と思って調べたら、豆、入ってなかった(違った!)7種類のいろんないいもの入り、あとローズヒップ。しかし推測するに、おれが豆だと感じていたのは「蓮の葉茶」だと思う。蓮の葉茶の豆?(豆じゃないってば)うーん、なにかその豆感が好きなような気がする。あと烏龍茶が入ってる。烏龍茶が好きだ。あとたぶんブレンド師の技がすばらしいんだと思う。妙においしい。

そういうわけで「味が好きだから」という結論であれば、まあ別に面白みもない話だと思うのだけれど、うーん‥‥自分としては、どうもちょっと違うような気がするのである。いつも選んでしまう理由がなにか別にある気がする。なんだ。なんだそれは。おれ、なんなんだ。

‥‥と考えていて「やっぱりこれかも」と思ったものがひとつあった。それがなにかというと「細長さ」である。ペットボトルの細長さ。だからおれはいつもこれを買っちゃう。どうだ、違うか? ほらほらほら。

なにかというとこれ「410ml」なのである。細長いから量が少なそうに見えるのだが、実際に量が少ないのである。すぐ飲みきっちゃう。「えー、量がおおいほうがいいじゃん!」とか普通は思う。おれもそうなのだ。600ml入りがうれしかったりする。わーたくさん飲める!ごくごくごく‥‥‥それに比べてこれは‥‥‥。

違うのである。たぶん、そうじゃないし、考えていたら、おそらくそここそがポイントのような気がしてきた。たぶんこれ「少ないから、いい」のである。

おれの胃が実は小さいから、とかそういうことじゃない。少ないから女子っぽいとかそういうことでもない(そこは狙いであるかもしれんけど)。そうじゃなくて、「普通のペットボトルより少ないから、早めに飲み切っちゃって、【もっとほしいな】と思う」ってことじゃないかなと思ったのであった‥‥たぶんこれ合ってる。ほんといつもちょっと足りない。

で、そこの「足りないからもっと飲みたい」を、「好きだから飲みたい」と頭の中で変換しちゃって、それでおれは、これだけなぜか別格に好きなんじゃないかと‥‥希少性みたいなものを逆手にとった、めちゃくちゃ見事な戦略(もしほんとにそういう狙いだったら)。

(あと、ちょっと少ないことでの高級感のイメージとか、さりげない「脂肪にきく」感じとかも影響してそうだけど‥‥そのミックス)

だけど会社名をみると「コカコーラ」。あの、女性の身体的フォルムの瓶で売り上げをめちゃくちゃ伸ばしたという歴史があった気がするコカコーラ社である。そういうことをやれちゃったりするかもなあ‥‥なんてふと思った。どうなんだろうね。