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「きらきらvsしわしわ」?

子どもの名づけが話題になっています。

「キラキラネーム」ということばが生まれて、どれくらい経つのでしょうか。もうすっかり社会の一部になっているようです。

先日、とある神社で、初参りの申し込みをしている風景を目にしました。
宮司さん「お子様のお名前にふり仮名を付けてください」
申込者「はい(書き込み)これでいいでしょうか」
宮司さん「(見て)申し訳ありません、ご両親のお名前にもふり仮名をお願いします」
ああ、なるほど、すでに親世代の名前がすんなりとは読めないんだなあ、と、祈祷をお願いされる神社の方々のご苦労を感じた瞬間でした。

最近では、性別にかかわらず使える名前に人気があると、報道で言っていました。将来子どもが、どちらの性別で生活したいと思うかわからないから、と語る親のコメントを聞いて、なるほど、多様性の時代、そういう配慮は必要になるのかと、妙に納得をしました。

こんなふうに社会にすっかり定着した「キラキラネーム」は知っていましたが、その対義語として、古風な名前のことを「シワシワネーム」と呼ぶことは、つい最近知りました。
「シワシワ」とはあんまりな言い方だと思いましたが、必ずしもネガティブな意味で使うばかりではなく、昔ながらの味わいのある名前というポジティブな意味合いもあるそうです。
オノマトペとしての「キラキラ」と「シワシワ」はどう考えても対にはなりませんが、この呼び方をきっかけに、対義語として意識されるようになったりするのでしょうか。

昭和人の私、当然ながら本名はシワシワネームです。シワシワであることをポジティブに評価しながら、これからもこの名前とつきあっていきたいと思います。