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「フラー」違い

今年の夏休み、京都の自宅から久しぶりに遠距離ドライブにでかけました。
行き先は信州。
若いころはスキー目的で通ったルートをたどり、恵那山トンネルを超えると、いよいよ来たな、と感じます。関西や名古屋圏の人間にとって、恵那山トンネルは信州への玄関口です。

まずは「ヘブンスそのはら」へ。夏の間は星空の観測で有名ですが、昼間も素敵な高原散策が楽しめます。

富士見台高原ロープーウェイ ヘブンスそのはら (mt-heavens.com)

夏の高原は、灼熱地獄から解放される涼しさを求めて訪ねるものですが、何よりも広い視界からくる解放感が魅力的です。普段、近い距離のものばかり見ていることを反省させられます。

ヘブンスそのはらは、長野県の阿智村にあります。
下界に戻り、北上していると、そこにあったのが「阿智高校」。
「あちこーこー?!」と反応する私。
「どんな高校?熱血の先生と生徒が集まってる?」と家族も大興奮。
そうなんです、うちなーぐちで「あちこーこー」は「熱々」の意味です。
沖縄限定同音異義語、とでもいいましょうか。
阿智高校のみなさん、沖縄に修学旅行に来ることがありますか?
きっとみんな「あちこーこーのハートで」大歓迎だと思います。

沖縄限定同音異義語、つい最近も見つけました。
NHKでこんな番組をやっていたのです。

「世界を変えた“愚か者”フラーとジョブズ」 - 映像の世紀バタフライエフェクト - NHK

フラーというのは思想家の名前です。
しかし、この番組タイトルを見た沖縄県民のほとんどが、そうは解釈しなかったのでは?
さて、どう解釈したのでしょう。
ヒントは「フラー」が沖縄限定同音異義語状態になっています。
これは偶然とはいえ、よくできた(?)タイトルです。
NHK、狙っていませんよね。