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【a-94】AI失業 井上智洋 著 読書メモ

オーディブル。

これ、かなり面白くて考えさせられる本。

生成AIの登場でホワイトカラーこそが先に仕事を奪われて、代替するにはハードを必要とするブルーカラーの方がまだまだ貴重さを保つ。

恐らく近い未来において、生活者に痛みを強いる労働価値の革命が起きるだろうと感じた。

AIって今の所、人の価値観を理解してるわけではなく、様々なシチュエーションに1番確率高く寄り添う選択肢を提示しているとのこと。
なので、社会活動が基本的に人間にとっての価値創造である以上、価値の良し悪しを判断できないらしい。

内容忘れちゃったけどAIに代替されない3要素があって1つはホスピタリティだったと思う。巧緻動作や人に寄り添う業務が確か代替しにくいと。
とはいえ、仕事があっても生活していけるほど稼げるかどうかはわからない。日本経済は人口動態の悪化に伴い悪くなるのは既定路線。

人手不足によって新卒の給料が能力があれば40万とか出すと富士通で始まったとニュースを見た。何となくだけど、どこかでこの動きも頭打ちになると思う。
何の能力に高給を払うのかよく知らないけど、それらも基本的にはスキルだろう。スキルは多分AIに代替されやすいと思う。
この前何かの本であったスキルとセンスという話。センスこそが代替されにくいと思う。
センスを適切な狭いフィールドで発揮し続けられることが高付加価値人材となる分水嶺になりそう。

あと結局はハードが出来る会社が強い気がするので、クラウドサービスの会社がどうなっていくのかも気になる。
これはものづくりに回帰するのではなくて、ものの製造ハードルが上がり希少価値が上がってオーガナイズ側よりハードの提供側の方が力が強くなるということだと思う。

いずれにせよ、人間全員が今よりも付加価値高くなれることこそが自分たちを助ける唯一の道だと思うので頑張りたい。

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