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万能鑑定士Qの事件簿Ⅴ 松岡圭祐 著 読書メモ

本当に面白いシリーズ。
今回は莉子がパリで本物の芸術に触れたいという所からパリが舞台。
一巻ですごくお世話になったキャン先生が莉子を高校卒業時のイメージから心配して同行することに。現地には同級生で少し思い入れのある男性がシェフ見習いで働いていて、このメンバーで動き回る。

なんとなく伏線が回収され切ってないようなので続編にまた出てくるんだろうなと期待している。
最後の匂わせのルーヴルスタッフと市警にいた謎の日本人外交官。

個人的には序盤のパリ市内やルーヴル、オルセーの描写がワクワクした。
いつか自分もパリに行きたい。莉子と同じくモンマルトルのムーラン・ルージュのキャバレーショーを見たい!
以前、好きすぎてトゥールーズに滞在してアルビという街まで行った。そこにはムーラン・ルージュを愛したロートレックという画家、ポスターデザイナーの生誕の地かつ美術館がある。大ファンなので、パリにも行ってみたい。とくにオルセーには彼の作品があるので見てみたい。

本編はフォアグラにまつわるストーリーだった。
また狂信者が出てきてしまっていたが、世の中の多様性の受け皿の狭さが問題なんだろなと思った。
人は人、自分は自分と思えないと多様性は成り立たないなと。

トリックは文字で読むには中々追いつかないポイントに含まれててまたやられた感あるけど、流石にこのペースで読むと無理かな。面白かった。

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