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万能鑑定士Qの事件簿Ⅷ 松岡圭祐 著 読書メモ

読み続けてるシリーズの続編。
今回は、莉子の故郷、波照間島が詐欺にあってる疑惑が浮上。その詐欺師が台湾にいる。詐欺にあってることを認めない地元民たちを救うために台湾に乗り込む。

なんか、今回は謎解きのフォーカスが犯人像の特定以外にいかず、そこもミスリードされてまんまと根幹のトリックの考えに至らなかったというか、簡単なすり替えやられたんでしょ、くらいにしか思わず。ここに大元の謎が隠されてるなんて。。

台北には2回行ったので、歩き回ってる描写が嬉しかった。本当にご飯が美味しいのでまた行きたいが、現地人と仲良くなるのは本当に羨ましい。。

信じ切ってしまった人を説得することの難しさ、客観視させる難しさが描かれていたが、先入観を取るのは難しい、自分でもそう思う。
東京大学の研究者という権威が後押ししていたので、私の推理ではこの人はグルだろうと思っていたのだが、そこが外れていたのは納得いかなかった。科学者としての態度がなってない、なんて思った。

まぁ、そもそも漢字の意味するものの違いをトリックに取り込まれた時点で解けるわけないので楽しい読み物として、読み進められた。

次は何冊か前に伏線があったルーブルの話になりそうなので、また、楽しみ

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