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サッカー守備戦術の教科書 超ゾーンディフェンス論 鈴木康浩、松田浩 著 読書メモ

久しぶりにサッカー本。
ずっと読みたかったゾーンディフェンスについて。

自分は栃木SCを応援してることもあり、松田浩さんが栃木の監督をしていた直後の本ということも含めてかなりテンションの上がる本だった。
中身もめちゃくちゃ面白い。これ知ってるだけでサッカーが面白くなる!

今はEURO2024の真最中。欧州サッカーはオフシーズンで、自分ももっと楽しくサッカーを見たいので欧州では一般的なフットボールファンなら誰でも知ってるレベルのゾーンディフェンスについて学びたかった。
早速EUROの今朝のポルトガルの凄さを楽しめてるので早く読むと人生のコスパが良くなると思う 笑

ゾーンディフェンスと対になるのはマンツーマンディフェンス。
マンツーマンはイメージ通り、相手の位置に対して守備側の位置が決まる方法で身体能力で制圧できるチームにとっては良い戦い方。
一方、ゾーンディフェンスはボールの位置と味方守備者の位置の連動で守備の位置が決まる方法で、一対一の場面を作らないようにする戦法のため身体的に劣っても戦える。

これを聞いただけで、日本こそやらねばならない、そして連動ということも得意な日本人だと思うのでかなり向いていると思う。

一方で、日本人は目的が手段になってしまう近視眼な性質もあるため、全体俯瞰的なゾーンディフェンスを理解するのが結構苦手だったりする。
考える前にとにかく特攻するハイプレスサッカーが頭が疲れなくてきっと楽なんだろうけど、ここを日本は変えていって欲しい。
日本代表といえば、ロシアW杯のベスト16のベルギー戦。あの数分間で大逆転負けを喫したのが多くの人の頭にあると思うけど、あれこそゾーンディフェンスが出来ていれば防げたはず。
松田浩さんは今はガンバでスポーツダイレクターかな?をされている。ガンバはスペイン人のポヤトス監督が昨年に切られずに今年は良い補強もできて躍動している(神戸サポなので好きではないが 笑)。
外国人頼りでなく、日本人でゾーンディフェンスを体現して欲しい。
ちなみにアビスパ福岡の長谷部監督もかなり良いと思ってる。期待している。

ちなみに、栃木SCサポとしては、確かクリスティアーノとかの名前が出てくるのが懐かしい。大黒の名前が出ていて、その選手が後で栃木に来てくれるのもエモい。

とにかく凄く良い本だった。

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