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ほんとうの欲求は、ほとんど無自覚 大松孝弘・波田浩之 著 読書メモ

今年の仕事での成長目標として、インサイトの洞察力をつけること、それを活かす表現力やアイデア創出力を養うことと置いて、先週久しぶりに新宿コクーンの下のブックファーストという大きな本屋さんで2時間くらい本探しをしてきた。楽しかった。

そこで4冊と古いのでAmazon中古で別途1冊をGWの課題図書として購入。読み終わらないと思うけど。

1冊目がこれ。

転職して2年以上経過。
最初1年半くらいは五里霧中でなんとか土地勘をつけ、そこから自分の縄張りとする専門領域を認識してその仕事を一通りこなせる超ベーシックなスキルとして定性定量の調査を設計から実査、結果整理分析、結果活用くらいできるようになってきた。
ただ、このままでは誰でも出来る水準だし、価値があって世の中に前のめりに受け入れられるものは作れないと感じており、もう1、2段階レベルを上げたい。

まずは、調査によって洞察するインサイトとはどんなものなのかを、解像度上げて理解しておくことで、設計や実査の活動にも違いが生まれると思われたので、この本を読む。

結論として、知らないこと、言語化出来てなかったことが多く収められていて良書だった。
特に、インサイトの構成要素について明記されていたのが良かった(恐らく中身の良し悪しには議論の余地あるんだろうが)。そこから価値提案や具体施策案への落とし方なども納得感があった。

また、最後の方にあった成熟市場でヒットを生み出す10のルートも、着眼点や機会、起点などの違いによって考えうるアプローチが様々あることを明示してくれていて、今の条件を整理して冷静に考えることの重要性も改めてわかった。

インサイトによるセグメンテーションの記載もわかりやすく言語化されていて良かった。

このテーマに関してわかりやすく、まとめてくれてる本や、その他媒体は中々見つからなかったので非常にありがたかったし、新宿のブックファーストも取り置いてくれてて助かった。
もう一冊、よりインサイト抽出の具体的?なhowが書いてあるらしい本があるみたいなので、今後検討。

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