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人を追いつめる話し方 心をラクにする話し方 ひきたよしあき著 読書メモ

何かで広告が目について読んでみた。
最近、人との言葉遣いが気になってしまうことがありピンときた。

言葉尻にその人の本心や考え方って表れるよなって最近思う。
言葉選びって当然、文脈があって行われるはずで、立場が違えば同じ言葉遣いが無礼になることもあると思う。
けど、結構な人が言葉の使い方に思考停止して、あらゆる場面で同じ言葉を選んでしまうように感じる。
なんとなく、そういう人に共通するのは「なぜ?」を考えるのが苦手なことだと思ってる。それに付帯して時間軸で相手を深めて今後を予測・配慮することが出来ないように見える。
そうなると、あらゆるコミュニケーションで齟齬や違和感が出て、ハイコンテクストだ、ノンバーバルコミュニケーションだという以前に、日常会話にて油断して詳細まで指定しなかったお願いなどは、自分でやった方が良かったという結果になる。結果、信頼関係が構築しにくいなと。頼むにしても面倒なほど細かく指定が必要なら頼まないし。

本文で、「大したことない」って決めつけないでという章があり、非常に共感した。
私が小6の時に担任の先生に叱ってもらって気付いたことで今でも感謝していること。
先生が何かベニヤ板で製作していて、その木端を自分が折ってしまった。それで、「あっ!」と思って、でも大したことないと判断して「えへへぇ」と笑ってしまった。そこで先生が叱ってくれたのだ。この木端が大切なものじゃないって判断を持ち主じゃないお前が勝手にするな!、それで笑って済まそうとするなと。
今なら謝って、許してもらえるまで弁償を申し出るべきだとわかる。教えてくれたことに今でも感謝している。
ただ、大人になってもこの判断が出来ない人に合う。相手に自分のミスで小さな迷惑をかけても、「大したこと」じゃないよね?って笑って誤魔化す。
わざわざ相手にそれを言ったりはしないけど、嫌だなってすごく思ってる。そういう人は相手を軽視して自分が失敗したことにしか目がいっておらず、それによって相手に迷惑をかけているかもしれないという心のネガティブトランジション(いきなりサッカー用語使ってしまった)が出来てない。

思いやりってこういうことだよなと最近思うので、思いやりを大切にと改めて思った良書だった。他の本も少し見てみよ。

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