【a-259】悪徳の輪舞曲 中山七里 著 読書メモ
オーディブル。
御子柴礼司シリーズ。
めちゃくちゃ面白い。
死体配達人ソノベ ケンイチロウの母親が保険金目的で再婚相手を殺した疑いで逮捕された。このソノベケンイチロウは御子柴のかつての名前。つまり実母。依頼人は妹。数十年ぶりに再開し弁護することに。
冒頭で母親視点で殺人をする描写があり、読者視点では殺人をしたことは間違いないのでは?という所から始まる。
その中で無実の主張を通すために東奔西走していく御子柴を見守ることになる。
形勢は劇的に悪い中、最終公判で大逆転をする様はカッコ良すぎる。
しかし、御子柴がかつて起こした事件の風評被害で家族が苦しんだことなのか、家族に対し感情を乱され苦しむ御子柴は中々見てて辛い。
事務所の事務員やかつての依頼人の娘など癒しの存在が救い。
真相となる母の再婚相手の自殺の経緯は驚きしかなく、本当にすごいトリックだった。面白すぎ。
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