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華栄の丘 宮城谷昌光 著 読書メモ

積読より。
最近、立て続けに読んでる春秋時代の小説。今日、BOOKOFFで追加してきた夏姫春秋が同時代だが、そろそろ宮城谷さんの同時代小説は読み尽くしたかもしれない。伍子胥あたりが残ってるかな?

晏弱、晏嬰親子、子産、趙盾以後数代、色々読んだがスピンオフ的に互いに登場したりする。
今回の主人公の華元は、宋の執政を長らく勤めた人物。子産の序盤に登場していた。

宋は商王朝の後裔が立てた国とこのとで、子姓。この姓って他に見たことないし、子産とかのように公族とかにつく文字のイメージか、孔子とかのように、先生という意味で末尾につくイメージ。まぁ、姫姓もび(変換出てこない)姓も見たことないし、姓と氏を分ける文化が廃れるから仕方ないのかな。
いつから定着したかわからない液性革命の考え方だが、この小説内では、浸透していて1度凋落した姓は再度天命を受けることはないということだった。
まぁ、今のところ中国の覇者たちで同じ姓が2度でたことはないが、今のTOPの次がどうなるかある意味楽しみ。

この時代は、周王朝か爵位を与えられている封建制度。ほぼ形骸化していたが、宋が最上位の公、晋は候など、一応順位があったのは何度も宮城谷さんの小説で読んでたけど初めて認識した。
公はこの時残ってたのは宋だけで、面白いなと思ったし、元敵国を最上位にしたのもよく分からんなと思って気になった。

そろそろ宮城谷さんの本読みすぎて、残りが少なくなってきて次にローラーしたくなる小説家さん見つけないとなぁ。

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