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【a-107】境界知能の子どもたち 宮口幸治 著 読書メモ

オーディブル。

都知事選を見ていて、なんでこうも現実の認識が違う人がいるんだろ?と疑問に思い、そういえば、全く人の話を聞かない人や、目の前に書いてある文字が読めない人など、なんでわざわざ?と思わせる結果を招く行動をしてる人をたくさん見る。

もしかして、社会人として生活してるけど知能的に社会の複雑さに追いついていない人がかなりの数いるんじゃないか?と気になったので聴いてみた。

そして本にある通り7人に1人が該当するらしい。。
こういうの差別にも近いから難しいけれど、本来、知能ってグラデーションで天才と言われる人から徐々に落ちていくものと単純に捉えていた。
しかし現実に対する冷静な認知が出来ないならそれはグラデーションじゃなく、デジタルに別物になってるのでは??

本の中で、就活中に出産して乳児を殺害遺棄した女性の話が出てきたが、まさに正常な判断がくだせるとは思えない。
最近ではトー横キッズとか、表出化してきている気もする。

こういう、明らかに同じ損得基準の中で善し悪しを判断できる人同士の社会であると信じてきたのに、人権意識の向上やダイバーシティへの配慮などで、世紀末な世の中に近づいているんじゃないかと不安になってきた。

立憲共産社民れいわ辺りとその周りのダブルスタンダードを平気で行う姿。
誰がどう見ても異常じゃないの?って自分は思ってしまうんだけど、あれを支持する人たちが存在してしまう。
マスメディアが何故が擁護することや、利権の問題があるにせよ、異常だと思うが、そんな人々に操られてしまう境界知能的な人々がさも自分は正義の選択をしてると言わんばかりに傀儡になってるとすれば。。。これは個人の想像の話だけだけど。
そして、その暴走が先鋭化しすぎてより異常性を露見させてしまうスパイラルも最近では増えている。

なんというか、統制社会、権力の集中社会に戻りたくなるのもわからないでもない。
やはり群衆はトータルで愚かな判断を下してしまう。
今回の都知事選で民主主義はあらゆる政治手段の中で最もマシな最悪の手段みたいな話あるけど、本当にそうだと思った。

優秀な人の独裁が実態としては1番良く社会が回るんだろうなと思ってしまう。

さて、ずいぶん過激な思想みたいに書いてしまったけど、あくまで思考実験と付記する。

この本を読んでいて子供に対する診断についてどんどん詳細化していってるのは、やはり子供が大切にされている証拠だなと感じた。

また、学校の学習内容って少しでも理解の積み残しがあると次に進んでも意味がわからなる。
結局、躓いた所が身につくまで繰り返すのが1番の近道だと家庭教師してた時に感じたので、無理くり学年を進めることをやめるのも考えてみたいと感じる。
自分も小2から4くらいまで公文式でひたすら計算練習したのが効いたなと生存バイアスだけど感じている。

人間の成長って難しい問題がたくさんあるんだなと改めて感じる本だった。

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