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配達あかずきん 大崎梢 著 読書メモ

積読から。久しぶりに楽しみにしてた日常系ミステリー。

舞台は駅ビルにつながる商業ビルの本屋さん。
そこに勤める社員の杏子さんと大学生バイトの多絵ちゃんが書店で起こる様々な謎に出会い、主に多絵ちゃんが解決していく。そんなストーリーの短編集。
ミステリーで1番好きなタイプ。杏子がワトソン、多絵ちゃんがホームズの役割。

各短編の謎解きを経たその後を明確に語らないのが描いて欲しいとも思うけど良い塩梅だと思う。

本屋の店員さん視点の仕事や様々な意見やコメント自体を知れるのが面白く、中々大変そうな仕事が多く、職業柄だけど、電子化すれば良いのにと思った。
小売店員のメリデメあるけど面白い点だけど、様々な人と日々出会うことがあり、変なこともあるだろうけど小説ネタとしても良いなと思ったし、実際店員さんも何かしら妄想してそうだと思った。

本屋の店員さんがそこまで本に詳しくないってのも確かにそうだよなと思った。逆に言えば、そこを強みにした本屋さんはDXして突き抜けた本屋になれるかもなんて思った。

流石に自分は本屋の店員さんに本を勧めてもらおうとは考えたことないが、図書館司書さんってそういう仕事なんだと思うと恐ろしいと思う。
自分なんて一回読んだ本もあんまり覚えてないのに 笑

続編も買ってあるので楽しく読もうと思う

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