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2024年読書メモ

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2024年の読書メモ保存先。 おみくじは2度引いて両方中吉。写真は高田馬場の諏訪神社。
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2024年3月の記事一覧

【a-38】バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架 藤木稟 著 読書メモ

【a-38】バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架 藤木稟 著 読書メモ

オーディブル。
シリーズの続き。

今回はイギリスの奇跡判定の帰りに不思議な事態に遭遇し、遭難。
避難として救助された町にはなんと現在進行形の吸血鬼伝説が。
イギリスはローマカトリックはあまり強くなくイギリス国教会のプロテスタントが主流。
異端と言われた経緯もあり、反発心も強い。

そこで、ヒラガとロベルトは少し動きにくくなる。
由緒正しい伯爵家が吸血鬼の呪いを持って継承してきてしまったというオチ

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【a-37】静おばあちゃんと要介護探偵2 中山七里 著 読書メモ

【a-37】静おばあちゃんと要介護探偵2 中山七里 著 読書メモ

オーディブル。

静さんが東京に戻ってきて、名古屋の玄太郎さんとは縁がなくなったと思った矢先に、東京の病院で遭遇してしまう。

病院で名医が疑われ、それを助けるなど。
その後、静さんの子供夫婦が交通事故で夭折、残された孫と生活することに。
そんな中、自分と一緒に仕事をしていた戦友たちが事件的に亡くなってしまい、そのフィクサーを探すようなことも。

1番最後に玄太郎が帰る際には、不吉なコメントで締め

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【a-36】吸血鬼の原罪 知念実希人 著 読書メモ

【a-36】吸血鬼の原罪 知念実希人 著 読書メモ

オーディブル。
久しぶりの天久鷹央シリーズ。

登場人物を少し忘れかけてたけど、やっぱり面白いシリーズ。
今回は、警察コンビから相談が入り、鷹央が動きだす。謎の血液の抜かれた死体が見つかり、捜査を進める。
技能実習生問題の背景にある犯罪組織が、なんと病院の元締めの所に繋がる。
沖縄特有の?感染症の治療のために、その患者を増やし、血液を集めていた。

それがタイトルの吸血鬼事件ということになった。

【a-31】QED 式の密室 高田崇史 著 読書メモ

【a-31】QED 式の密室 高田崇史 著 読書メモ

オーディブル。
シリーズ続き。

前回の東照宮を巡る一連の事件の後にバーで飲みながら昔話をする回。短め。

タカシとコマツザキが出会った時の事件の話。
それも、その時たまたま出会った弓削という大学の同級生が自分の家の過去について解き明かしたいという相談に乗った話。

弓削の先祖は陰陽師だったとのことで、祖父の代には怪しい職業になっていたが、その家で密室殺人が起こった。
それは不可能犯罪であり、タカ

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【a-35】QED 鬼の城伝説 高田崇史 著 読書メモ

【a-35】QED 鬼の城伝説 高田崇史 著 読書メモ

オーディブル。
シリーズの続き。

岡山でいつもの如く事件。
ちょっと雑に聞きすぎたため、記憶にあまり残っておらず、メモできる内容があまりない。

吉備の国には一宮が3つあるなど、なんとなく覚えてるけど。。
寺?とどこかの地下道が繋がって、そこのドアが片側からしか開かないのがトリックに関わるという感じだったはず。

【a-34】QED 鎌倉の闇 高田崇史 著 読書メモ

【a-34】QED 鎌倉の闇 高田崇史 著 読書メモ

オーディブル。
シリーズ続き。

ナナの妹さおりは雑誌記者であり、2人の地元鎌倉にタタル(タカシ)を誘って取材旅行へ。

鎌倉とは源頼朝が幕府を置いた街。
北条氏と頼朝の関係性を解説していき、頼朝は完全に傀儡だった話が出てくる。。
彼が30歳まで居た地域の鄙感や、彼の子孫への扱いなど完全にいいように使われ。。

鎌倉にて社長の失踪事件があり、最終的には元々死んでいた社長に対し、生きているように見せ

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【a-33】QED 龍馬暗殺 高田崇史 著 読書メモ

【a-33】QED 龍馬暗殺 高田崇史 著 読書メモ

オーディブル。
シリーズ続き。

ナナの妹のサオリが登場し、歴女としてかなりマニアックな知識を披露する。
ナナがいつもの如く出張で高知へ行くのに妹も同行し、そこにタタル(タカシ)が現地合流する。
大学の後輩の招きに応じて過疎山村まで向かい、台風による土砂崩れでクローズドサークルが作られ、事件が起こりだす。

例によって村の歴史やタイトルの龍馬暗殺の犯人の解明を行いながら、事件が解決していく。
村に

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【a-32】QED 竹取伝説 高田崇史 著 読書メモ

【a-32】QED 竹取伝説 高田崇史 著 読書メモ

オーディブル。
続き。

竹取物語の深い考察がめちゃくちゃ面白い。
かぐや姫が帝の一夜姫とか、色々立場の低さをもとに考察が続いてて凄い。

こういうの、まとめた小説書くためのノートを公開して欲しい。

西東京の田舎で事故が頻発するカーブがあり、そこの事故が人為的だったことを解き明かす話の動機に、村通しの古くからの諍いが起因していた。

奇談蒐集家 太田忠司 著 読書メモ

奇談蒐集家 太田忠司 著 読書メモ

積読より。
奇談蒐集家の元に持ち込まれる奇談について真相を安楽椅子探偵する短編集。最後には全てが繋がり、その蒐集家こそが奇談となる。

短編としてそれぞれ面白くて非常に読みやすい良い本だった。

最後の話の主人公がパニックになって逃げ出したのが勿体無いなと思ったし、奇談や都市伝説は語り手がいないと成り立たないんだから生きて帰れるはずなので落ち着けば良かったのにとメタいことを思った。

全体的によく

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【a-30】QED東照宮の怨  高田崇史 著 読書メモ

【a-30】QED東照宮の怨 高田崇史 著 読書メモ

オーディブル。
薬剤師のナナとタカシの謎解き物語シリーズ。

三十六歌仙の絵が盗まれる連続殺人事件の解決をする話。
日光東照宮でタカシとコマツザキに出会ったところから事件に介入。

なんと、家康が作り上げたレイラインを巡る怨みが原因だった。
会津と関東各地の一宮を結ぶと渦巻きになるというのも本当かな?知らなかった。
しかも秀吉の作っていたレイラインも家康がわざと壊したというのも本当なら面白い。

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