【エビ中の動画とか】じわり姫の考察【隠された真実】

アイドルグループ 私立恵比寿中学（エビ中）の公式Youtubeチャンネルでは、メンバーの小林歌穂さん作の「じわり姫」というタイトルのアニメが公開されています。

～あらすじ～

これは、白雪姫やシンデレラのような物語のお姫様に憧れている、自身は全く平和な生活をしているお姫様の物語である。お姫様は何かを求めて散歩に出かけると、とある小屋を見つけました。その小屋には小人が4人住んでおり、お姫様に対して警戒心丸出しです。すると魔女が突然現れ、毒りんごを渡しにきますが、つい「毒りんご」と言ってしまったせいで、魔女は毒りんごを渡せずに引き返します。その後お姫様は小人の小屋を探し回ると糸車を発見しました。糸車の針が指にささってしまったお姫様は、小人のベッドで寝ます。困った小人はお姫様の関係者を呼び出し、お姫様を起こさせました。結局、じわり姫には何事もなく物語が終わりました。

と、ざっくり書くとこんな感じです。

一見ほんわかとしたストーリーですが、謎な点がいくつかあります。

この謎を解明していくとともに、じわり姫に隠された真のストーリーについて言及したいと思います。

謎①:どうして魔女は訪れたのか？

魔女が小人の部屋を訪れて、じわり姫に毒リンゴを渡そうとするが失敗するシーンがあります（3：18～）。この点で不可解なのは、なぜ小人の家に魔女が訪れてきたのか、ということです。本家の白雪姫のストーリーでは、魔女は外で白雪姫に遭遇し、毒りんごを渡します。もし毒りんごを渡すとしたら、原作のように第三者の目がない外で渡すべきです。しかし魔女はわざわざ小人の家を訪れ、小人の家の中でりんごを渡そうとします。

そしてもう一つ気になる点は、お姫様に対してあれだけ警戒していた小人が、魔女に対して全く警戒していない点。本来なら、部屋へ魔女が侵入してきたらな警戒し、追い払うべきです。この点から考慮するに、小人と魔女は顔見知りである、という可能性が考えられます。そしてなんと、その可能性を裏付けるシーンがあります。

謎②:小人の家にあるベッドのサイズ

じわり姫が糸車の針を指に刺してしまったあと、ベッドで寝込むシーンを見ていただきたい（5：18～）。みなさん、違和感を感じませんか？ベッドのサイズがじわり姫にピッタリすぎるのです。どうして小人が住んでいる小屋に、人間サイズのベッドがあるのでしょうか。もしかしたら、ある人間が居住している可能性があります。恐らく、その人間こそが魔女なのです。そう考えると、魔女が訪れた際に警戒しなかった点や、じわり姫が小屋に来た直後に魔女がタイミングよく訪れた点など、色々と辻褄があってきます。

ただ、もし小人が魔女の仲間であれば、じわり姫が寝ている間に始末していると思います。しかし、小人はそれをせず、じわり姫の知り合いを探しに行きました。そのため、小人達は魔女の仲間ではなく、魔女の支配下である可能性が高いです。小人達はじわり姫に危害を加えたい意思はないが、魔女は裏切られない特別な事情があると考えられます。

謎③:鳥の意味

この物語の序盤では、じわり姫が鳥に遭遇するシーンがあります（1：10～）。鳥は飛び立って逃げてしまうのですが、この鳥はその後物語中に登場せず、動画終わりに鳥のイラストだけ表示されます。この全くストーリーに関わらない鳥はなんだったのでしょうか。

私はこの鳥を、ある作品へのオマージュだと睨んでいます。序盤に鳥が登場して最後にも鳥が登場する作品が、今年話題になりましたよね。そうです、「100日後に死ぬワニ」です。タイトルのインパクトさとワニの愛嬌により、ツイッター上で話題になりました。もしじわり姫の鳥がこの作品をオマージュしているとしたら、もし主人公のワニと同じ道を歩むとしたら・・・この先はもう言わなくても大丈夫ですよね。

以上です。いかがでしたか？

上記の考察を見た上でじわり姫の動画を見ると、物語の意味合いが変わって感じると思います。

あと、多分100日後に死ぬワニは関係ないです。