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巨人を恐れるな 〜自分の価値を下げるものの正体〜

人は自分を騙します。
人は【言葉】をもったことで、言葉を使って自分を騙せるようになりました。本心ではないのに、そう思わせるように自分を言いくるめることができてしまうのです。

なぜそんなことをわざわざするのでしょう。

それは、自分が傷つかないように自己防衛をするためです。「自分なんてどうせね、何をしても言っても大したことないし」と言いくるめて、何もせず、何も言わないようにして防衛線をはるのです。

こうして、言葉で自分を言いくるめながら、自分の回りに城壁のごとき防御壁を築きます。巨人(外敵)に攻められないよう守るための防御壁としては助かるのですが、徐々にこの壁の中に居続けると息苦しくなります。

自分を言いくるめているようで、本心は【違う】と分かっているからですが、その違和感が息苦しさとなり、息を止めているときのように我慢できなくなってきます。

息苦しさが我慢できなくなると、その苦しさが不満・怒りに転化され、何かを攻撃して発散したくなります。その攻撃対象が自分自身だったり、同じ城壁の中にいる仲間だったり。

時折、叫びたくなったり、暴飲暴食をしたり、身近な人を傷つける暴言を発したりするのは、苦しさから解放されるためなのです。

自分が傷つかないようにと自分を騙し続けていると、息苦しさが攻撃にかわり、結局は誰かを(自分も)傷つけてしまう。この間抜けな構造から抜け出るには、何を恐れているのかを知る勇氣が必要です。

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