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いーさん裏返り旅行記 vol.6 ブラジル・リオ編

マリンガでチャーニーと別れリオへ。リオはブラジルの観光地。カーニバルと山の頂上に立つキリスト像が有名。リオでの目的はコパカバーナビーチにてビーチバレーをすること。そのために10キロ制限のリュックサックにバレーボールと空気入れを詰め込み、ここまで運んできた自分と、途中から「これもっといて」と鞄持ち奥くんの努力に報いたい。

夜に到着したのでホテルで一夜を過ごした。翌日、さあバレーと観光するぞ!と息巻いたものの、リオはあいにくの小雨。ホテルから歩いてすぐにコパカバーナビーチがあり、バレーボールを持って到着したが、ほとんど人がいない。無人のビーチバレーコートが延々と続く、だだっ広い寂しいビーチだった。時間帯が悪かったのか。当初、ワイワイとビーチバーレーしている人たちによしてもらおうかと思ったが、全くアテが外れた。だだっ広い砂浜で3人でパスを5分ぐらいしたら、もう終わってしまった。

平日の朝、雨上がりのビーチはさびしい

よし、気を取り直して、山頂のキリスト像を見に行こう!と山の麓の電車の駅に着いたが、駅員さんいわく霧で山頂のキリスト像が見えないらしい。それでも山の上に行くと主張する奥・シライシ両氏と意見が割れ、彼らとはそこで道を異に。独りになり、朝からビールでも飲むか・・とポテポテと歩いていたとき、目の前にあったキリスト教の教会に引き込まれた。ここもだだっ広くほぼ誰もいない。ほぼ貸し切りの教会にて、イエスの像の正面に座ってみた。そうだ、対話をしてみよう。

「イエスさんよ、なぜ世界中にキリスト教が広がったん?」
カラフルなステンドグラスから入ってくる光と荘厳なキリスト像を前にしていると、その答えが聞こえてきたような気になった。

ケーブルカー乗り場に向かう二人

周りから否定され受け入れられなくても真摯に生きる姿、犠牲を厭わない献身性、すべてを力強く包み込む父性の愛。そのキリストの姿に人々は心を救われ、勇気づけられてきた。ブラジルという未開の地を開拓してきた先人たちは、イエスさんは心の拠り所であり、励みだったに違いない。そんな真面目なことを一瞬思ったあとは、その場でスマホにたまった仕事のメールに返信をした。教会の空気は清々しく、イエスさんの愛のおかげか、安心感に包まれて仕事がすごく進んだ。

あっという間に1時間半が経って奥・シライシ両氏が教会まで迎えにきてくれた。美味しいご飯でも食べるか〜!これは意見が割れなかった。美味しいランチを経て、リオの街中観光をしながら、幻想図書館に。入場に30分ぐらい並んだが、そのかいあって古文書のような本が何万冊もならぶ図書館だった。インディ・ジョーンズかハリーポッターになれそうな気分になってしばらくそこで過ごした。

本に触れることができない図書館で写真を撮りまくる観光客

夕方に近づいてきたので、夜遊びがしたくなり、夜のお祭りに行こう!とgoogle先生とuberを使ってたどり着いたものの、時間が早かったのかまだ始まってない。近くのカフェでしばらく待っていたが、しびれを切らしてホテルに戻った。翌朝、7時から私が登壇するオンラインセミナーがあるので、夜遊び厳禁!と固い意志でもってホテルから一切外出せず、ホテルのプールでひと泳ぎし、そのまま深い眠りに落ちた。

祭り前の広場にて

明日は、朝イチでオンライン講演し、すぐさまホテルをチェックアウト、サンパウロへ行かねばならない。

Vol.7に続く)

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