記憶力、ヨウィスの民、グインサーガ

ふと、頭に「ヨウィスの民」という言葉が浮かんだ。

なんだっけなあ、ヨウィス?ゲームか漫画だろうな。
とこんな時はググるに限る。

あ~、グインサーガの用語かぁ。ちょっと意外だった。

グインサーガといえば、100巻までかかるという超長編ファンタジー小説で、でも100巻など余裕で超えてしまって、なのになんと作者栗本薫さんが亡くなってしまったため、連載が終わってしまったという、すんげー作品なのです。

僕は忘れもしない、1999年の4月、千葉のアパートを引き払う直前に区役所へ書類などを出しに行った時に、たまたま見つけた個人経営の古本屋でこれでも読んでみるかとグインサーガ1~4巻をレジに持っていったんだけど、店員(おそらく店長)に「お客さん、グインサーガ、読み始めるんですね、これから大変ですぞ」と言われ、うるせいオタク店長だなと思ったのがグインサーガとの出会い。
大いにハマり、じきに浜松の実家へ帰った僕は、地元の古本屋を探してはグインサーガを買い漁る日々でした。時々4冊100円のお店があり、あれは捗ったわあ。確か80巻近くまでは全て古本で買い揃え、そこからは定価で買ってったな。でも面白いんだよな確かに。こんだけ長編だと、登場人物一人の心情だけで数ページかけることもあったりして、そういう小説ってないよな。丁寧に読み進めることができた。作者が亡くなった最後の巻はすごく薄くて、なんてことのないシーンで急に終わった気がする。今でも全巻捨てずにとっておいてあるんだけど、まあ、絶対読まないだろうなあ。

さて、最近思うのだけど、本当に記憶力が落ちてしまったと思う。昔はさあ、記憶って、忘れることももちろんあるけど、完全に抜けたりはしないじゃん?例えば、仕事で、あるお客さんと電話で打ち合わせして、色々話した挙げ句にこの仕事をいくらで請け負うという話になったとする。んで、このいくら、をメモしておかなかったもんだから、いくらだったかを忘れてしまう。こんなのは僕に言わせたら、若い若い。最近は、そのお客さんと電話で打ち合わせしたという行動そのものを忘れてしまう。それでも後に、あぁそうだった電話で打ち合わせしたのだったと思い出せばまだ良し、下手するとそんな電話したっけなあとそれすら思い出せないことがあるのだ。

これはまずいと思う。これはまずい。でも、今ならまだやり直せると思うのだ。つまり、思い出そうとする記憶力の訓練をすればまだ戻ると思うのだ。最近そういう「覚える」という行為をしなくなったからだと思うのだ。
てことで、昨日車でLedzeppelinのphysical graffitiを初めて聴いたのだけど(amazonプライムunlimitedをお試し中)その時の何曲目かのタイトルを覚えておこうという事になった。

やっぱり今そのタイトル思い出そうとしたけど、思い出せない。んでも、昨日車の中で曲名を覚えようとした事だけは思い出せた。この繰り返しだと思う。ちなみに覚えようとした曲名は「in my time of dying」でした。ちなみにphysical graffitiはtrampled under footって曲だけBzのバッドコミュニケーションが似てるってんで聴いたことがあった。ともかくこういう事をこれから積み重ねよう。若返れ、おれ!!

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