軌跡7 ~衝撃の事実と崩壊への一歩~
誰しも一人一人
それぞれの歩いてきた軌跡や
それぞれのドラマがある。
これはクソだらけの私の軌跡のページ。
クソだらけの人生を歩くつもりは無かった。
だけど、いくつもの選択肢があった中選択し
自分が決めた道はほとんど全てクソ過ぎた。
全てを犠牲にしてSの家に来た私。
埼玉の病院で検査をした所
子宮外妊娠では無いとハッキリ診断され
少しずつ大きくなるお腹と同時に
母になる感覚を掴んでいた。
しかしSの家は大家族。
Sのお父さんお母さんに
ダウン症の弟とその下の弟と妹がいて
私がSの家に住み始めてからというものの
お父さんは私が5分以上携帯を触ると理不尽に怒り
以前から冷たいなと
思っていた妹にあからさまに
嫌われながら言われるがまま家事をしていて
やる事終わってからお腹が辛くて
部屋で休むと閉じこもらず居間に!と
怒られる日々で肩身が狭かった。
お世話になっているから強く言えず
生まれてくるであろう子供の為に耐えていた。
月々の携帯の支払いは
この当時私の父の口座からだったから
少ない貯金から補聴器の電池等
自分に必要な物を買っていた。
そうして小銭が余ったら
子供にと貯金箱に
お金を入れていた日々を過ごしていたら
1度私の父と母がSの実家に来たけれど
Sの家族に任せるという判断になり
渋い顔をしながらも
“ Sが18歳になったら結婚します”との
相手方の強い意思に
「何だかんだお前が決めたことだからな」と
妊娠を正式に受け入れて貰うことができた。
ろくに愛情を貰った記憶は無いけれど
この時はすごく嬉しかった。
だが肩身が狭い日々に
情緒不安定になる時が増えて
「お弁当皆の作ってね!!」と
Sのお母さんに言われて作ったり
夕飯作ったりしていたが
「この人の作ったご飯食べたくない」等
Sの妹にあからさまに嫌われていたのと
異常なまでのSの兄妹達の仲の良さに
最初は仕方ないと済ませていた気持ちから
段々と違和感を抱くようになる。
それでも自分が“産む ”と決断した事。
好きなものも買えなかったし
病院以外はSはしょっちゅう遊びに行き
「Sは頑張って仕事してるから
息抜きさせなきゃだから我慢してね」
と言われていたのもあり何もかも我慢していた。
もう降ろせない月になると
たまたま宝くじを買い5万当たったのを
生活費として没収され
子供の為にと少ない貯金から降ろし
使い余った貯めていた貯金箱を
Sが手をつけて無くなり通帳も最終的に取られた。
泣いて泣いて泣いてそれでも我慢して
成長しているお腹の赤ちゃんのエコーに
エールを貰っていた。
“ お世話になっているのだから”
そう歯を食いしばって納得させていた。
それでも我慢にも限界はあった。
Sの妹のあからさまな
私への“貴方なんて嫌い ”という態度には
納得できなくて今までに無いくらい怒って
違和感を抱いている事も今までの不満も
全てを私はSにぶつけた。
しかしSが放った言葉に
全てがガラガラと崩れる音が聞こえた気がした。
「実は妹とヤッた事がある」という一言に。
近親相姦とか正直漫画の話だと思っていた。
あった所で私には他人事だと思っていた。
だけど最初からSの妹の私を見る目と態度に
私はようやく答えを見つけて納得した。
Sの妹のあの目や態度は
“兄 ”じゃなく“男 ”を盗られた目。
迫り来る吐き気と共に思考がぐるぐる。
聞かなきゃいいのに詳細を聞いてしまい
無言でベッドに潜り声を押し殺して泣いたー・・・
, -∧,,∧-- 、
/ (-ω-。` ) /
r-くっ⌒cソ、 / すやぁ
ノ '、 , 、 _, ' / /
.(_,. ././
,(.,_ `'ー-、_,,..ノ/
~`''ー--‐'
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