ブラックジョークが通じなくなった日本のネット社会

「身長170cm以下の男は人権なし」発言でプロゲーマーの職を失った、たぬかな。
弱者男性の怒りを買って炎上したわけだが、面白いことに今は弱者男性のファンを獲得して、人気配信者になっている。
実は弱者男性に理解があることが知れ渡ってきたからだ。
あの発言にしても、本気でチビに生きる価値がないとは思っておらず、
「私は165の男と付き合ったことあるけど、基本的には高身長の男が好き」を面白おかしく言おうとしただけ。
そんなことだろうなとは思っていた。

それにしても、ブラックジョークを切り抜いて「差別発言です!」と焚きつける幼稚なネットになってしまった。
芸能人の深夜ラジオを書き起こして失言を叩くやつとか、本当にアホらしい。
ああいうのは、今から俺ヤバいこと言いますよ?と前置きして、あえてヘンなことを言うトークとかあるわけ。
リスナーもその辺の機微がわかってるから一々怒らない。
なのにそれを文字に書き起こすアホのせいで、テンション感が伝わらずに炎上するわけだ。
もともと一部の"わかってるリスナー"に向けたコンテンツなのに、公共の場に持ち出す野暮な奴が多すぎる。
こんなネット社会じゃブラックジョークなんて出来るわけない。

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