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第二回「小学生になる」

6歳になったバカボンは小学校に入学した。小学校低学年のことはあまり覚えていない。しかし公園で喧嘩をしたり活発な子供だったと記憶している。

習い事はピアノ、水泳、書道をしていた。母親と計算ドリルをするのが日課で学校の成績も良かった。

3歳年上の兄は何をするにしても凡人でこれと言って特徴はなかったが絵を描くのが上手だった。

小学校3年の終わりに両親が念願のマイホームを買うために東京都城南エリアに引っ越しをした。

そこからバカボンは中学受験をすることに決めたのだ。習い事は全て辞めて勉強に集中するようになった。

小学校時代の最高偏差値は70を超えた。算数が得意で国語の方が苦手だった。通っていた学習塾の先生がすごくキャラクターの立つ人だった。

「大勢に影響はない!」が口癖で、トイレに行く時は下半身の服を全て脱ぐ。生徒の前でタバコを吸う。小型飛行機の免許取得を目標としていたが今はどうしているのだろう。名前は「ハマちゃん」という40代のおじさんであった。

恋人はピンクさんと呼ばれている化粧の濃いおばさんで今思えばこんな塾には行きたくないというポイントが多すぎた。

時は昭和から平成に移り変わった。バカボンの小学校高学年の思い出は殆どが勉強。小学校の授業はレベルが低いため学校の授業は真面目に聞かなかった。椅子に後ろを向いて座り友達と将棋をさしたりしていた。

肝心の受験勉強の結果は第一志望の学校に落ちてしまい第二志望の学校に行くこととなった。

かくしてバカボンは中学生となるのであった。

(続く)

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