管理するコスト
会社員時代は大手企業だったこともあるのですが、いろんなことに無駄を感じていました。報告だけの為の定例会議や持ち回りの勉強会、日報、面談、申請書類などなどあげればきりがありません。あと通勤時間も無駄だなぁと思ってました。
当時は漠然と無駄だと思っていましたが、大組織の無駄な作業のほとんどは「管理するためのコスト」だったんだと言うことがわかりました。この管理するコストは組織が大きくなればなるほど大きくなります。
管理にもいろいろありますが、一番大きいのが人の管理です。新人教育する先輩、チームを管理する上司、全チームを統括する管理職、事業書を統括する幹部、全てを管轄する社長とマトリョーシカ人形の様に管理する人を管理するというような管理のループが続きます。
ではなぜ管理が必要なのか?ですが、ざっくりいうと「社員を信用していない」からです。
管理をしないとちゃんと働かないと考えているからです。だから毎日日報を提出させるし、業務の進捗状況を会議で報告させるんですね。
もし、社員全員を信用している会社があるとすれば、日報なんて必要ありませんし、報告や申請書類もいらなくなります。つまり社員を信用する組織が生産性が高い組織になります。現実的には難しいかもしれませんが、生産性の観点からも管理する組織から信用する組織を目指す方向になるんじゃないかと思っています。
もちろん信用するリスクもありますが、信用することのメリットの方が大きいように思います。また、信用できる仕組みや体制を作っていかないといけません。恐らく今の組織の形では不可能なので新しい組織の形になるはずです。
これから社員を信用する組織が注目されるようになって、社会が大きく変わっていく様子を早く見てみたいなぁと妄想しております。
現場からは以上です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?