生産者と販売者は分ける

携帯ショップで高齢者が使いもしないオプションを多数契約させられていたというニュースを見てとても悲しくなりました。もちろん黙って契約をするのは犯罪ですが、おそらく高齢者には説明をして本人の同意のもと契約をしているのだと思います。しかし、会話のほとんどを高齢者は理解していません。若い人でもスマホの契約はややこしいですからね。で、販売員はそれを分かっていて契約をさせているのです。

ただ、これは販売員個人の責任だとは思えません。完全に組織的な問題です。こういった店舗はほとんどが代理店です。代理店はオプションを契約すると本部からインセンティブがもらえるのですね。それで沢山のオプションを販売するように社員に支持が下りてきているという構造です。販売員はノルマを達成させることに必死になり、顧客のことなど考えなくなってしまうのです。

実はこれは特別な問題ではなく、営業職や販売職がある全ての企業に当てはまる問題です。どんな会社も自社のサービスを販売して利益を得ています。自社サービスを売る為には、他社より優れている所をアピールします。でも他社より劣っていることは隠します。自社サービスが売れなくなるからです。
どんなにしょぼい商品でもそれを売らないと会社がつぶれてしまうので、みんな必死に売るわけです。

消費者としてはたまったものではありませんよね。そこで、この問題を解決するアイデアを考えました。

それは「生産者」と「販売者」を分けるです。

商品やサービスの生産者が販売するから問題が出てくるわけなので、分けた方がいいです。

そうすると消費者は安心して商品を選ぶことができます。

販売者は複数の生産者と契約して、お客さんに合った商品を選んであげるスキルが必要になります。

選ぶのにセンスが必要なアパレルはいいと思います。アパレルショップ店員の言葉は基本的に信用できないので、第三者に相談にのってもらいたい。

あと病院の先生には得意分野と不得意分野があると思うのですが、少し家から離れていても得意分野の先生に診てもらいたいです。ネットで検索してもこの情報は出てこないので教えてもらいたい。

先日キュレーションの記事を書きましたが、これも同じようなことですね。


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