コーヒーの美味しさを語らおう

偉そうなことを自由に発言させてもらいたくてnoteを始めたといっても過言ではない、というかそれが理由です。

まずは私がコーヒーに出会ったのがいつか、というところから、いままでのことを書きたいと思います

はじめての「リアルコーヒー」

私は36歳(2020年)になり、コーヒー歴は18年目です。ちょうど人生の半分となりますね。

初めて飲んだコーヒーは、高校2年生の時、スターバックスコーヒーが地元に出来て、ちょっと飲んでみたいというノリで、ハリーポッターの映画を見た後の20時くらいに、友達とちょろっと寄ってみたのでした。

飲んだコーヒーは「グアテマラ・アンティグア」で、ブラックコーヒーで飲んだのを覚えています。

お店の方から、丁寧に説明を受けて、正直内容は忘れましたが、ドリップコーヒーの味でこんなに語るなんて、全部黒い液体じゃないのか?と思っていた私に衝撃を与えてくれたので、押されて飲んだのです。

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正直、味は「苦い」以外に何もありませんでしたが、香りは違いました。

自分で言うのもアレですが、もともと鼻がよく利くのですが、「甘い香り」と「香ばしい明るい香り」が入り混じった複雑な香りを感じたのでした。

飲みきれませんでしたが、飲み込むときにいい香りがするので半分くらいは飲んで、残りはごめんなさいしたのを覚えています。

それまで一滴も飲んだことがなかったのかというと記憶にありませんが、時代的に1990年代前半までは、コーヒーショップは個人喫茶店かドトールしかなく、家で飲むのはもっぱらインスタントコーヒーしかなかった時代だったので、スターバックスで飲んだのが間違いなく初めての「リアル」コーヒーだったと思います

コーヒーをもっと身近に飲みたい

月並みですが、上の出来事で私にインパクトを与えたスターバックスで、もっとコーヒーのことを勉強してみたいから、そこでアルバイトをしてみようと思ったのです。

工学系の大学に通っていた(当時1年生)ため、まあ週に2回か多くても3回、夜しか行けないからだめかもしれないと思いながら、面接を受けて、無事に合格をいただくことができました。

入ってみると、スターバックスはどちらかというと「フラペチーノ屋」であって、コーヒーのことを好きな人は思ったより多くなかったのでした。かくいう自分も、仕事ですので、メインで触れることが多いフラペチーノ等の業務をマスターすることに専念していました。

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覚えるオペレーションもほとんどがフラペチーノやエスプレッソドリンク関連であって、コーヒーのことを学ぶのは好きにやってね、という具合。それでも、制度はあって、勉強はさせてもらえます。

とりあえずお店にある豆は学習理由にサンプルで飲むことが許されていたので、アイドルタイム(お客様が少なく、手すきの時間)に他のパートナー(アルバイトのことです)を誘って飲み比べなどをしていました。飲んでいくうちに、自分の中にカテゴリーができてくるのですが、豆の香りと飲んだ後の香り(アフターテイスト)の2つが印象に残りやすく、それをもとにメモを書いていきました。

この時代に主に学んだのは、エスプレッソの風味とドリップコーヒーのテイスティングの手法、産地等の違いの座学でした。

5年半、そこで働き、就職先も決まったので、アルバイトを退職。そこから、私のコーヒーへの情熱化人生が始まります。。。

自分の言葉で、の土俵に上がる

コーヒーの風味やら香りやら、自分の言葉で、と言われても、経験がないとわからない。ところが、私は気づき始めたのですが、コーヒーを飲むと(飲んだあとの鼻に残る香りを感じると)、脳内にある種の「音」が流れていること。アルバイトの後半から気づき始めたのですが、こうやって皆は表現しにくいものを自分のわかるものに変えているんだなと思い、言葉以外に「音」として記憶していくことになりました。

音には、食べ物とのペアリングでもわかりやすくしてくれる効果もありました。フードペアリング、というのもここで習得しはじめたものでした。

(写真はふざけたマグカップを作ったときのものですが)

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初めて飲むものは、「音」の類似性で判断していきました。これでカテゴリーしていくと、よいものと悪いものが判断できるようになってきました。

こうして、少しずつ自分の言葉で表現する、に近づいていくことができたのを記憶しています。そして、良いものと悪いものが少しずつ分かってきました。いや、わかってきた「気」がしてきたのでした。

よいものがあれば悪いものがある

良いものが分かるようになるには、悪いものが分かるようになるのが先でした。そして、悪いものは「好みではないもの」が基本にありました。つまり、良し悪しは好き嫌いをベースに構築されていったのです。

好き嫌いというのは、主観です。

その「主観」が「良し悪し」に入ってしまうせいで、世の中で美味しいといわれている(例えばSNSで美味しいといわれているコーヒーなど)ものを飲んだ時、自分の中で高評価が出ないことがあったのです。しばらくは、嫌いでも飲み続けて、好きになれる、いいところを見つけられることに努力していました。

でも、全然 改善されないんです。これにずっと悩まされていました。

コーヒーは嗜好品ということ

コーヒーが嗜好品であることなんて、誰もが知っていることです。

嗜好品は好き嫌いがあるもの、ということなので、そもそも好きか嫌いかがあってもよい、と思えるようになるまで、相当な時間がかかりました。

そして、自分だけでなく、人にもそれを伝えたい、と思うようになり、コーヒーの苦手な妻に無理やり飲ませたのを覚えています(!!)

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そして、妻は美味しいコーヒーの飲み方があること、コーヒーが嫌いなのではなく、美味しいコーヒーに出会っていなかったことを発見してくれたので、今では一緒にコーヒーを飲むようになりました。

この「嗜好品」という割り切り

そこにたどり着いたときにはどんな淹れ方でも、どんな飲み方でも、好きなものを見つけられたら、それが自分のコーヒーだ、と思えるようになったのです。そして、妻は(無意識に)そのことを後押ししてくれていました。

まずは、いろんな抽出方法を試すことから始めました。

基本的にフレンチプレスを使っていたのですが、このときから積極的に他の物を使い始めました。

V60ドリップ、Konoドリップ、3つ穴ドリップ、1つ穴ドリップ、ゴールドフィルタードリップ、モカドリップ、エアロプレス、ネルドリップ・・・

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なんかかっこいいのはエアロプレスですかね。この中で唯一 圧力式ですので、変わった淹れ方ができます。

それぞれに挽き方、お湯の温度を変えて試す、を繰り返しました。

最終的に私が好きなのはV60かKONOドリップを使う方法で、普段はこれで飲むことになっています。

そして、美味しさを考えるスタートに立った

軸足、という言葉があります。

例えばサッカーならシュートするときの反対の脚。

技術なら、物理や化学を理解するための最初にマスターする分野。

コーヒーでは、良さを語ることができる大好きな豆でしょう

私の場合は、ケニア産のコーヒーから始まり、エチオピア産のコーヒーあたりです

最近では、ベトナム、ルワンダといった国の豆も焙煎度合によってはとてもおいしいと思い始めました。自分で焙煎もしています。

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美味しいとは何か、それについて考えること、そして自宅でその美味しさを極めていくことは、これからのCOVID-19以降の世界で必要なことだと思います

このマガジンが、皆様の美味しいコーヒー生活に少しでもお役に立てれば幸いです

こういった抽象的なことを語るときと、私の好みを語るとき、または具体的な豆の選び方や味わい方、抽出方法を語ることがありますので、よろしくお願いいたします!







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