東京経済大学バドミントン部リーグコラム(16): 『シャトル置き』に効果はあるか②〜身体的要素のデメリット〜
1. コラムの目的
・大学生の状況・練習意識・行動・発言を発信
・監督目線でその練習意図や詳細を解説
・大学戦績を求める人の心に響く内容をありったけ書く
・『→』以降の文は小峯マインド(コミマイ)
2. 本文
前回コラムはこちら。
シャトル置きの身体的なメリットを記事にしている↓↓
本コラムは『シャトル置き』の身体的なデメリットについて深掘りする。
早速デメリットを見て行こう。
◆デメリット◆
1. 細かいフットワークを習得しづらい
2. 腰への負担が大きいので怪我に繋がりやすい
3. 筋肉痛により他の練習に負荷を掛けづらい
◆解説◆
1. について
コートの隅までなるべく速くかつ変化の少ない動きで行う為に大きく一歩を踏み出す事が多いシャトル置き。
細かくステップを何度も刻みシャトルまでアプローチする様な動きをする事は少ない。
チャイナステップやラダートレーニングで得られる様な細かく素早く行うフットワークは習得しづらいだろう。
2. について
シャトルを床に置く為、普段のプレー以上に身体を前かがみにしなければならない。特に腰にはバドミントンのプレー以上に大きな負担が掛かる。
この動作を何度も繰り返すと
・腰椎分離症
・腰椎すべり症
・腰椎圧迫骨折
・椎間板ヘルニア
などの腰痛を患ってしまう可能性もある。
腰の負担の観点から、1日に何十セットもやるのは控えた方が良いだろう。
3. について
最大筋力アップを見込めるシャトル置き。
この効果によりその日のうちに筋肉の疲れを感じたり、翌日以降に襲って来る酷い筋肉痛から練習メニューを制限せざるを得ない。こう言った状況になる事もあるだろう。試合直前などは控える事が賢明だ。
この様にメリットデメリットは全てのメニューにおいて発生する。
ここを理解しながらどんなメニューを行うべきか考え、質の高い練習メニューを作って行きたい。
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