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東京経済大学バドミントン部リーグコラム(15): 『シャトル置き』に効果はあるか①〜身体的要素のメリット〜

1. コラムの目的
・大学生の状況・練習意識・行動・発言を発信
・監督目線でその練習意図や詳細を解説
・大学戦績を求める人の心に響く内容をありったけ書く
・『→』以降の文は小峯マインド(コミマイ)

2.  本文
今大学界はトレーニング期間に突入している。全国の大学生は合宿や厳しいトレーニングに励んでいる事だろう。
→懐かしいな〜!合宿はバドミントンだけで無く人生の思い出に残る行事だよね〜!いやはや、ほんとに、まぁ、色々と…。笑

この期間の中で走り込みやノックと肩を並べる代表的なメニューと言えば、『シャトル置き』だろう。

巷でたびたび論争されるこのシャトル置きと言う練習。

効果はあるのか。

私の結論は『効果はある』と言う答えだ。

こう言った練習メニューの効果があるない論争は理屈を理解した上で効率の良し悪しやメリットデメリットに考え方をシフトした方が良いだろう。

なぜならば何を持って効果があると呼ぶかは
・状況
・考え方
・目的
様々な要素で変化するからだ。


本コラムは身体的な側面からシャトル置きのメリットデメリットを深掘りして行こう。

◆メリット◆
1. フットワークにおける最大筋力のアップ
2. コートの隅まで足や身体を運ぶ動作の習得
3. コートの距離感覚を掴める

◆解説◆
1. について
トレ室でのウエイトトレーニングとは異なり、体勢が崩れた時や姿勢の低さなど。バドミントンに特化した動きの中で必要な筋肉に効率良く負荷を掛けられる。

右腕と左腕が異なる不規則な動きをするバドミントン。決まった体勢でトレーニングをするウエイトトレーニングでは養えない筋肉の連動動作がある。

2. について
今居る位置からシャトルを置く位置までの距離を確認する視覚や感覚を養える。

相手がいるパターン練習やノックなどと違い、他人や周りが作り出すペースでは無く主体的な感性を養う事が出来る。

更にサイドステップ、クロスステップ、ツーステップなど複数あるステップの『何をどう使うか』を瞬時に判断し実行する練習になる。

3. について
試合の中で苦しい体勢でロブを上げに行ったとしよう。

体勢を整えるまでには
・自分がどのくらいの時間を要するのか
・その時間を作る為にどのくらいの高さでロブを上げる必要があるのか

こう言った身体感覚をシャトル置きで確認する事が出来る。メリットは沢山あるのだ。

身体的なデメリットについては次回コラムで取り上げてみよう。

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