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武井凜生 オリンピックを目指して(27): 男子シングルス徹底分析② 連続失点を断ち切る思考の作り方

1. 本コラムの目的

・オリンピックを目指す視点や考えを発信
・練習内容や質の情報共有
・試合回顧や感想を発信
・私が勉強した事を発信

2. 本文

連続失点の多さ。勝つ事を目的としたプレーでこれは大きなマイナス要素となるだろう。

男子シングルスのトップ選手の連続失点は3点まで。意識しろと言う訳では無いが、数値化でこう言う事実も見えてくるのだ。

一流選手でも失点は必ずある。失点する事自体は必ずしも悪い事では無い。

・思い切ってプッシュを打った
・レシーブでカウンターを狙った
・苦しい体勢だがリスク覚悟で強打を打った

勝負に出なければ負けてしまう場面ではリスク承知でチャレンジする事も必要だろう。

これは技術的な問題と精神的な問題に区別する必要がある。

今回は精神的な面から考えてみよう。

凜生の精神面

凜生の負けパターンとして、相手の実力問わず自分の連続失点からやる気が削がれて行く形が多い様に見える。

気持ちの整理や切替えが出来ずプレーを始める ➡︎ ミスした事実がラリー中に頭をよぎる ➡︎ 同じ場面で自分は苦手だ苦手だとすり込みプレー ➡︎ 同じ結果を導く

こんな構図だろう。

とは言っても、この問題は既に取り組みを始めておりほぼ解決しつつある。心理的思考に変化を付けたのだ。

改善前の思考

・考え過ぎてしまう
・気持ちを強くするのでは無く球質を強くする
・ミスしてしまった結末は全て後悔

改善後の思考

・思考ストップ
・信じるものを決めておく
・球の質より身体の質
・捨てる、残す考えでセグメンテーション

一流選手がチームを作る理由

一流選手でも人生の中で挫折する程の出来事や負け試合を何度も味わい、その度に人一倍悔しい思いをしている事だろう。

『負けた自分をいかに客観的に分析出来るか』

身体の事、精神的な事、心理的な事など。様々な方面からアプローチして自分をマイナーチェンジさせて行く事が必要だ。ここにチームを作る訳がある。

自分1人だとどうしても思考が偏りがちになる。同じ反省の繰り返し。同じ言葉の使い回し。同じ場面をハイライト。これだと負けて行くごとに負けの価値が薄まって行くだろう。同じミスをし、それが制御出来ずに連続失点に繋がって行くのだ。

凜生には試合を細かく分析し素直に向き合える能力がある。しかもかなりレベルの高い所だ。

あとは外から知識、内から経験を積み更にレベルの高い所で頑張ってもらいたい。

頑張ろう!凜生❗️

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