武井凜生 オリンピックを目指して(26): 男子シングルス徹底分析 ラリー速度 0.9秒の壁!!
1. 本コラムの目的
・オリンピックを目指す視点や考えを発信
・練習内容や質の情報共有
・試合回顧や感想を発信
・私が勉強した事を発信
2. 本文
陸上競技には『10秒の壁』と言う言葉がある事をご存知だろうか。
男子100m走において達成困難と考えられていた9秒台に対する記録の壁である。
近年は9秒台が当たり前になって来た為、この言葉は忘れられつつあるが、どのスポーツにおいてもこういった壁がある。
バドミントンも例外では無い。
男子シングルスにおいては『ラリー速度0.9秒の壁』がある。
世界上位の男子シングルス勢と凜生のゲームをデータ化してみて分かったのだ。
データ化の目的は凜生の
・ミスのパターン負けパターンの見える化
・何をミスをしているのか数値化
・世界の一流と何が違うのか見える化
点の取り方
序盤と終盤の駆け引きの違い
決定打の違い
連続失点の回数
などなど、様々な違いを『数値化』する事で凜生に何が必要かを見出してみる。
集約したデータ
ギンティン・奈良岡戦の0.848秒には驚いた。
西野武井戦の0.96秒よりも0.1秒以上ラリーのテンポが速かったのだ。
ここに丁寧さや配球力をプラスして行く事が必要になる為、厳しいスピードトレーニングの中での技術練習が必要な時代だと考える。
一発の強打の速さを上げるのでは無い。ドライブや低空戦の精度アップ。真ん中への配球を多めに。などと言ったラリースピードを上げる必要があるのだ。
スピードを上げる事の重要性
リーチョンウェイが日本選手との対戦時に歩いている動画を見た事がある人は多いだろう。
ラリー速度の違いがコート内でのゆっくりした動きを可能にしている。ゆっくりなプレーは精度が増す為、テンポの遅い選手は追い込まれる形となってしまうだろう。
球際の強さが目立つ桃田選手とリーチョンウェイの試合も、0.9秒での駆け引きだった。
互いにコントロールが良過ぎる為、コートの端を充分に使った結果0.848秒には劣る。しかし、精度の良さからラリー数が桁違いだ。データから見ても素晴らしい試合だったのだと感じる。
2022、2023のインカレ決勝もまとめてみた。ここでは詳細に記述しないが、なかなか面白い結果だった。東経大生にも活きるだろう。
いやぁ、しかしまとめるの疲れるわこれ。苦笑
ありがとう!凜生❗️
頑張ろう!凜生❗️
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